レインボー・アクションは、フジテレビ「とんねるずのみなさんのおかげでした 30周年SP」の放送内容に関し、断固抗議いたします。



NPO法人レインボー・アクション メディア対策チームは、このたびフジテレビにおいて放送された、「とんねるずのみなさんのおかげでした 30周年SP」の放送内容について、男性同性愛者への差別・偏見を助長する表現が含まれていたことに関し、断固抗議いたします。抗議文は次の通りです。



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株式会社フジテレビジョン
代表取締役社長 宮内正喜 様

 2017年9月28日放送のフジテレビ「とんねるずのみなさんのおかげでした 30周年SP」の放送内容に、男性同性愛者への差別・偏見を助長する表現が含まれていたことに関し、断固抗議いたします。

 同番組のコーナー「たけしがオゴる祝賀会in銀座」において、とんねるずの石橋貴明氏が「保毛尾田保毛男(ほもおだほもお)」というキャラクターを演じていましたが、このキャラクターは、男性同性愛者を著しく戯画的に描くことで笑いをとろうとするもので、男性同性愛者の尊厳を踏みにじるものであり、許容できるものではありません。

 また、そもそもキャラクター名に含まれる「ホモ」は男性同性愛者に対する蔑称であり、これを忌まわしく思ったからこそ,男性同性愛の当事者は、自らを「ゲイ」と称していったのです。このことは,マスメディアに携わる人間ならば当然知っているべき事項でしょう。この「ホモ」という蔑称が含まれるキャラクター名をナレーターが読み上げることで、「ホモ」という言葉が差別的意味合いを帯び,偏見・差別を強化するのです。

 「保毛尾田保毛男」というキャラクターはかつての「みなさんのおかげです」で石橋貴明氏が演じていたキャラクターで、今回は約30年ぶりの番組への登場となったのですが、かつて番組を視聴していた男性同性愛者にとって、公の放送を通して偏見を強化する「保毛尾田保毛男」は苦痛でしかありませんでした。

 当時、少年期を過ごしていた男性同性愛者にとってみれば、同性愛であるというだけで「保毛尾田保毛男」と同一視され、からかい・いじめの対象となることもあったのです。今回、30年ぶりに登場させたことによって、当時傷ついた人たちのフラッシュバックを引き起こさせるとともに、現在少年期にある男性同性愛の当事者に対するからかいやいじめを誘発する可能性も大いに懸念されるところです。

 このように、男性同性愛者にとってトラウマ(心的外傷)ともなっている「保毛尾田保毛男」を、性的少数者の権利擁護が世界的に主張されている現在に、テレビに出演させることにはどのような意図や正義があるというのでしょうか。

 我々は、社会的弱者である男性同性愛者を嘲笑の対象として踏みにじり、視聴者の笑いを誘おうとするコンテンツを、公共の電波を用いて流布する行為は、差別の再生産に加担するものとして許しがたいものだと考えております。また御社が今回このような内容の番組を放映したことは、まさに差別の再生産の加担に該当すると判断せざるを得ません。

 もし、フジテレビが性の多様性に理解を示し、性的少数者の視聴者に対する十分な配慮を行う放送局であると主張するのであれば、今回の番組の「たけしがオゴる祝賀会in銀座」の再放送やネット配信は中止するべきですし、今後、フジテレビのいかなる番組・宣伝においても「保毛尾田保毛男」を登場させるべきではないでしょう。

 以上の抗議・要望を真摯に受け止め、良質な番組制作を行っていただけるよう、何卒宜しくお願いいたします。
 
 
NPO法人レインボー・アクション メディア対策チーム

 
 


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朝日新聞デジタル『稲田氏にLGBT表彰』記事への再質問に対して、朝日新聞社広報部より回答がありました

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朝日新聞デジタル『稲田氏にLGBT表彰』記事への再質問に対して、朝日新聞社広報部より回答がありました


 NPO法人レインボー・アクション メディア対策チームでは、朝日新聞デジタル『稲田氏にLGBT表彰』記事について、公開質問状を送付いたしました。
http://rainbowaction.blog.fc2.com/blog-entry-268.html

 2016年9月14日付けにて、同社広報部より回答がありましたが(1度目の質問についてはこちらからどうぞ)、この回答に対して、再質問をしました。この再質問に対して、回答がありましたので、ここに公開いたします。




● 再質問の内容

記事執筆担当者様

質問にご回答いただき感謝いたします。

しかしながら、わたしたちの質問

「この団体が、国の名前を冠にした「ジャパン・プライド・アワード」を与党議員に贈呈したとの報道ですが、御社ではこの団体についてどのような調査を行い、記事の掲載に至ったのか、ぜひお答えをいただきたいと思います」

の意図が伝わらなかったようです。

以下、わたしたちの意見と懸念を表明いたします。
わたしたちには対話の用意があり、反論はいつでも歓迎いたします。

1・記事執筆者様の取材は、現在の性的マイノリティグループの置かれている状況について、一方の方向からしか見られていないものと、わたしどもは確信しております。
 もし機会をいただければ、わたしどもや我々の友人の見解を直接お伝えすることも可能ですが、いかがでしょうか。

2・東京都中心部の特定階層以外には活動が広がっていないと思われる団体が、全国を意味する「ジャパン」を冠する賞を国会議員に贈呈したということは、極端な東京中心・自文化中心主義であると言わざるを得ません。
 セクシュアリティの活動においては、かねてより東京中心主義が批判の俎上に上がっており、きわめてセンシティブな問題のひとつです。
 記事執筆者様は、そうした活動の歴史についてご存知なかったのでしょうか。

3・表彰された稲田朋美氏については、いわゆる「LGBT」の問題に関わる活動家の間でも様々な毀誉褒貶があり、その評価は一定していません。「伝統的」家族の価値や男女の性別役割分業を称揚する過去の多くの発言との不整合や、東京プライドパレード2016における唐突な登壇要請の噂など、むしろ低く評価する人々も多いのは、「LGBT」に関心がある人々の間では常識の範疇であろうと思われます。
 報道が必ずしも両論併記である必要がないことは承知しておりますが、この報道が結果として稲田朋美氏を称賛する形になっていることについて、どうお考えなのでしょうか。

4・3項の事実がありながら、この団体が日本国の「LGBT」を代表して稲田朋美氏を表彰したという行為について、記事執筆者様は疑問を感じなかったのでしょうか。

以上です。

特定非営利活動法人レインボー・アクション メディア対策チーム

● 朝日新聞社広報部からの再質問に対する回答

朝日新聞9月3日付朝刊記事に対する再質問へのご回答

 


レインボー・アクションは、「市井に生きるセクシュアル・マイノリティと友人たちの生活感覚と存在を、社会的に可視化して行く目的」で活動しています。
公式サイト
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◆レインボー・アクションの活動はご寄付や助成金で運営しています。上記の活動を続けるには、ミーティングやイベント開催のための会場使用料、事務経費、郵送料、交通費、デモや街頭アクション開催のための車両レンタル代、横断幕制作費などの出費が見込まれます。今後も活発に活動を続けるためにも、ご支援・ご協力をお願いいたします。
カンパに関する詳細はこちら。
(*なお、口座名義が「有志の会」となっていますが、これは前身の団体から引き継いだ口座をそのまま使っているためで、現在はレインボー・アクションの口座として管理しています。)

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朝日新聞社広報部より、朝日新聞デジタル『稲田氏にLGBT表彰』記事への公開質問状に関する回答がありました

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朝日新聞社広報部より、朝日新聞デジタル『稲田氏にLGBT表彰』記事への公開質問状に関する回答がありました


 NPO法人レインボー・アクション メディア対策チームでは、朝日新聞デジタル『稲田氏にLGBT表彰』記事について、公開質問状を送付いたしました。
http://rainbowaction.blog.fc2.com/blog-entry-268.html

 このたび、回答がありましたので、ここに公開いたします。なお、回答の内容は、メディア対策チームの要求に応えるものとは到底言えません。今後の対応を検討していきたいと考えています。



9月3日付朝刊の記事に関するご質問へのお答え



 
 


レインボー・アクションは、「市井に生きるセクシュアル・マイノリティと友人たちの生活感覚と存在を、社会的に可視化して行く目的」で活動しています。
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朝日新聞デジタル『稲田氏にLGBT表彰』記事への公開質問状

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朝日新聞デジタル『稲田氏にLGBT表彰』記事への公開質問状


NPO法人レインボー・アクション メディア対策チームは、朝日新聞デジタルにおける記事『稲田氏にLGBT表彰』
http://www.asahi.com/articles/DA3S12540948.html

について、公開にて質問状を提出いたします。

記事によれば、

> 性的少数者(LGBT)の支援と啓発に取り組む一般社団法人「フルーツ・イン・スーツ・ジャパン」

という団体が存在するとのことですが、私どもの調査では、20年以上、性的少数者に関する活動に取り組んでいる複数の人が、この団体の存在と「支援と啓発」の活動について、まったく知らなかったと証言しています。

また、インターネット上でみる限り、同団体の活動実績は、東京において何回かパーティーの開催を行った程度であり、代表であるLoren FykesさんのFacebook上での、性的少数者の活動に関わる人たちとの交友関係も、極めて限定的であるように見受けられます。

この団体が、国の名前を冠にした「ジャパン・プライド・アワード」を与党議員に贈呈したとの報道ですが、御社ではこの団体についてどのような調査を行い、記事の掲載に至ったのか、ぜひお答えをいただきたいと思います。

NPO法人レインボー・アクション メディア対策チーム

 


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お笑いナタリー編集部より『オリエンタルラジオ“究極の変態写真集”発売、2人の同棲物語』に関する、レインボー・アクションからの抗議・要望について回答がありました

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お笑いナタリー編集部より『オリエンタルラジオ“究極の変態写真集”発売、2人の同棲物語』に関する、レインボー・アクションからの抗議・要望について回答がありました


 NPO法人レインボー・アクション メディア対策チームでは、「お笑いナタリー」掲載の2016年8月16日付記事『オリエンタルラジオ“究極の変態写真集”発売、2人の同棲物語』
http://natalie.mu/owarai/news/198284
について、お笑いナタリー編集部に対して、抗議ならびに要望の文書を送付いたしました。

 このたび、回答がありましたので、ここに公開いたします。なお、回答の内容は、メディア対策チームの要求に応えるものとは到底言えません。今後の対応を検討していきたいと考えています。




特定非営利活動法人レインボー・アクション
メディア対策チーム御中

お笑いナタリーの記事「オリエンタルラジオ“究極の変態写真集”発売、2人の同棲物語」(http://natalie.mu/owarai/news/198284)に対する抗議ならびにご要望、確かに拝受いたしました。

以下に当編集部の見解をご説明いたします。

まず「究極の変態写真集」という言葉に関しては、写真集の制作者側が作品のコンセプトを示すために使った表現をそのまま伝えたもので、記事中では引用であることを明示すべく、“”や「」で括って記載しております。当編集部が独自に考えた表現ではないことをご理解ください。

そのうえで我々は、この「変態」という言葉が指すものは写真の中にある「フェチ感」であると受け取りました。ただし作品中のどの部分にフェティシズムを感じるかは受け取る側によりさまざまなため、記事においては編集部の見解を示さず、この作品が作られるに至った背景のみを説明するに留めております。

その背景というのは、
1)オリエンタルラジオ中田敦彦氏は以前から写真家・青山裕企氏の写真集の変態性や魅力について言及しており、念願が叶って自身の写真集の制作が実現したこと
2)制作にあたってオリエンタルラジオ側が「究極の変態写真集」を望んでいたこと
3)撮影シチュエーションが「同性どうしの同棲一週間」だったこと
この3つです。

そして我々編集部は2)と3)はそれぞれ独立した要素であり、関連性はないものと考えています。そもそも「同性どうしの同棲=変態ではない」ことは自明ですし、その前提に立てば、制作者がこの作品において「同性どうしの同棲」以外の要素によってなんらかの「変態性」を表現している(しようとしている)のだろうと考えるのが自然です。

当記事は、あくまでオリエンタルラジオの2人が(その性的指向は問わず)仲良く過ごしている様子をフェチ感をもった視点で描いた写真集であるという理解のもとに作成した内容であり、それゆえ記事中で「同性愛」という言葉も使用しておりません。その制作者側の視点の変態性が、わかる人にしかわからないからこそ「究極の変態写真集」なのではないか?というのが記事作成時における編集部の見解です。したがって現在公開中の記事内容およびタイトルは、作品に関する事実説明の域を出るものではなく、特定の性的指向に対する差別的な意図もありません。この点ご理解いただけますと幸いです。

とはいえ、我々は今回の記事に対する反響から重要なことを学びました。貴殿のご指摘の通り「同性愛が精神病理としての性的倒錯ではない」のは当然のことです。その事実を前提として記事を作成しましたが、「同性愛」と「変態」というまったく関連のない2つの要素を結びつけて捉える方が、WHOや厚生省の宣言から20年以上経った今も少なからず存在するということを記事の反響によって改めて認識しました。今回の記事がきっかけで、改めてそうした偏見に晒された方がいらっしゃったとすれば、それについては我々の本意ではありませんし、そうしたことは今後もあってはならないと考えます。

我々が考えている以上に同性愛およびLGBTに対する社会的な理解が進んでいないという、この現実を重く受け止め、今後はより慎重な報道を行うことをお約束いたします。

2016年8月22日

株式会社ナターシャ

 
 


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お笑いナタリー『オリエンタルラジオ“究極の変態写真集”発売、2人の同棲物語』記事に抗議する

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お笑いナタリー『オリエンタルラジオ“究極の変態写真集”発売、2人の同棲物語』記事に抗議する


 NPO法人レインボー・アクション メディア対策チームは、「お笑いナタリー」掲載の2016年8月16日付記事『オリエンタルラジオ“究極の変態写真集”発売、2人の同棲物語』
http://natalie.mu/owarai/news/198284
について、抗議します。

 この記事は「オリエンタルラジオ×青山裕企 写真集 DOUSEI -ドウセイ-」(KADOKAWA)の出版について、その製作の意図を伝えているものですが、記事およびタイトルにおいて、男性2人が同棲生活を送ることに関し、「変態」ということばを用いて表現しています。

 「同性どうしの同棲」をモチーフにすることにより「フェチ感をもっ」た「究極の変態写真集」を製作することを意図したことを表明していますが、これが(男性)同性愛並びに(男性)同性愛者に対する差別的な視線であることは論を待ちません。

 「変態」ということばは、通常、精神病理としての性的倒錯に関して使用されることばですが、同性愛は精神病理としての性的倒錯にはあたらないとされており、男性2人が同棲生活を送ることに関して、「変態」ということばを用いることは、極めて不適切であり、かつ差別的な表現です。

 (なお、WHO(世界保健機関)は1993年に「同性愛はいかなる理由においても治療の対象とならない」と宣言しており、日本においてもこの見解が踏襲されています。)

 記事中で(男性)同性愛的な表現に関して、「変態」ということばを用いることは、(男性)同性愛は性的倒錯であるという誤った認識と偏見を社会に広めることにつながります。時代錯誤もはなはだしく、社会の公器たるマスメディアとしての機能の欠如といわざるを得ないのではないでしょうか。

 記事の内容およびタイトルについて、批判的に検討し、適切なものとなるよう変更することを要望いたします。

 
 


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文部科学省の高校教材『健康な生活を送るために』に抗議する



文部科学省の高校教材『健康な生活を送るために』に抗議する



2015年8月下旬に文科省のサイトに公開された高校保健・啓発教材『健康な生活を送るために(平成27年版)』
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/08111805.htm
(以下、「副教材」)について、レインボー・アクションは次の点について抗議します。

1・15章「性感染症」のP.31に、厚生労働省製作の図版が掲載されています。
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/dl/poster_kansenshou.pdf
ひとりの大きなズボンをはいたグレーのアイコンに、八人のスカートをはいた紅白のアイコンが接続されているこの図版ですが、ズボンがグレー、スカートがすべて赤という時点で、ジェンダーの多様性についての視点が皆無です。
また、代表的男性は多くの女性と性交するものであり、女性は一人の男性とのみ性交するという価値観があらわされており、これは同性愛者やバイセクシュアルの無視であり、異性愛者を含めた女性の性の自己決定権を軽視するものと言わざるを得ません。
さらに、「性感染症 相手が増えれば リスクも増える。」というキャッチコピーと、このグラフィックを合わせて見れば、感染させられるのは男性/感染させるのは女性という、極めて一方的で誤まったメッセージとなり、教育上、非常に有害です。

2・16章「HIVとAIDS」において、男性同性間の性交渉について、記述が完全に欠如しています。
平成20年エイズ発生動向年報を元にした研究では、HIVで96倍、AIDSで33倍という推計が出ており(※)、今現在においても、男性と性交する男性のHIV感染率やAIDSの有病率は、そうでない男性に比べて圧倒的に高いと考えられます。
それにも関わらず、この副教材には、コンドームなどを使わない男性同性間の性交渉が、異性間性交渉に比べ危険であることが一言も書かれていません。
これは同性間性交渉に対する無知を放置することによって、そうした欲望持つ高校生を危険にさらす行為であり、ネグレクトです。
また、意図的に同性愛という言葉を回避するということは同性愛憎悪、ホモフォビアでもあります。

※「厚生労働省科学研究費補助金 エイズ対策研究事業 男性同性間のHIV感染対策とその介入効果に関する研究・日本成人男性におけるMSM人口の推定とHIV/AIDSに関する意識調査」
http://www.msm-japan.com/report/wp-content/uploads/2010/08/10-塩野徳史.pdf
を参照した

以上のようにこの副教材は、性的少数者の立場と弱者性に全く配慮がなされていないどころか、その存在を不可視化し、不当に危険に晒す可能性のあるものであり、強くこの事実に抗議します。





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『境界のないセカイ』連載打ち切り、発売中止問題に関連して、オタクニュース・ポータルサイト「おたぽる」で公開された記事に対し、記事の訂正を要求します。



 レインボー・アクションは、2015年03月26日付で株式会社サイゾーが運営するオタクニュース・ポータルサイト「おたぽる」で公開された、(取材・文/昼間たかし)の記名があるニュースについて、いくつかの事実誤認があるので以下のとおり指摘し、事実確認の要求を申し入れましたことをご報告いたします。

●こちらの記事に対するものです。
「LGBT社会運動派閥のダシにされた!? マンガ『境界のないセカイ』騒動は思わぬ方向へ…」


● レインボー・アクションからの申し入れ

1 ) レインボー・アクションは今まで一度も「LGBT団体」と自称したことはなく、むしろ 「LGBT」という枠を引き受けることを、積極的に拒否してきた団体です。

2 ) レインボー・アクションは外部の特定の個人寄りのグループではありません。また、そのようなグループが存在するということ自体、事実と異なります。

3 ) 前提となる2点が事実ではないことから明白なように、レインボー・アクションが 「LGBTに関する社会運動のヘゲモニー(覇権)を得ようとしている」という事実はありません。また、レインボー・アクションの過去の活動には、社会運動の主導権を争うような性質のものは、ありません。

 以上の3点について、レインボー・アクションは記事の訂正を要求します。

 また、名指しした当事者に対しての取材や裏取りをせず、憶測と思い込みで書かれたこのような記事を載せた「おたぽる」編集部には、具体的な再発の防止策を要求します。


 以下は、記事内で名指しでの批判を受けた、レインボー・アクションで「男らしさ研究会」(現在、休会中)を主催する、根来祐からのコメントになります。


● 根来祐からのコメント

A ) 「境界のないセカイ」という漫画への圧力について

 根来個人はこの漫画は読んでませんし、一度もネット上や公の場で言及しておりません。

B ) 名刺のくだり

 水商売の労働組合の名刺を私的な理由で勝手に個人流用して配った事はありません。事実関係については当時、すぐに組合の委員長に電話をして直接経緯を説明し、納得して頂きました。昼間氏は私の名刺を第三者から入手して撮影し、画像をネットにアップしましたが、彼に対して強い恐怖心を感じました。

C ) 都議会での議員への面会について

 東京都の表現規制問題については、数名の女性達が中心となって声明文をつくってロビーイングししており、私は代表ではありませんでした。当時、私たちの会の中では、既存の他の運動と合流するという発想はありませんでした。

 昼間氏ら一部の規制反対派(つまりおおむね同じ意見)から寄せられた攻撃的な発言は、『社会問題にアプローチをするのには、既存の運動をしている運動家に許可を取らないといけない』という意味合いにしか受け取れず、違和感を感じました。

 批判を受けて昼間氏には事情を伺う為に直接ツイッターとメールで面会を求めましたが、応答はありませんでした。

D ) ヘゲモニー争いについて

 私はその都度気になった社会問題に、どれも私自身がその当事者であった事で必然性があるから関わってきました。しかしながら、「ヘゲモニー争い」には興味がありません。




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『境界のないセカイ』発売中止・連載打ち切り問題へのレインボー・アクションの立場表明


 幾夜大黒堂さんの漫画『境界のないセカイ』が発売中止となり、ウェブ上での連載も打ち切られることになったという件につきまして、レインボー・アクションの立場表明をさせていただきます。

●この作品の性に関する描写に、他の作品と比べて特段の問題があるとは思われません。

●「性的マイノリティの団体・個人の圧力」という多分にフィクショナルな理由に基づき、表現行為に対して自粛を迫るという行為がもしもあったとするならば、それは人権を守るためとても大切な、表現の自由を抑圧するものだろうと考えます。

●それはまた、「性的マイノリティの団体・個人」を怪物視・あるいは怪物化し、性に関する差別を助長するものに他なりません。

●もちろん、性に関する差別表現に対しては、これからも引き続き闘ってまいります。




なお、『境界のないセカイ』打ち切りの件については、作者本人のブログとハフィントン・ポストの報道を参照しております。

『幾屋大黒堂Web支店 @SakuraBlog』
http://ikuya.sblo.jp/article/115089330.html

『【境界のないセカイ】講談社がLGBTへの配慮で発売中止か 「腫れ物扱いは不幸でしかない」』
http://www.huffingtonpost.jp/2015/03/15/ikuya-daikokudo-comic_n_6875204.html?ncid=tweetlnkjphpmg00000001



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「同性愛」に関する問題表現について質問メールを提出しました。問題のサイト記事→"スリムクラブが同性愛疑われる、上沼恵美子「ホモかなって思ってたの」


 レインボー・アクションメディア対策チームでは本日、以下の質問メールを送信いたしました。現在、先方からの返信待ちです。返信がありましたら、ご報告いたします。




 はじめてメールさせていただきます。わたし達はセクシュアル・マイノリティの人権の擁護と拡大を目指すNPO法人「レインボー・アクション」です。

 貴団体Narinari.com編集部執筆による、2014/11/17 00:40付で配信されたニュース記事"スリムクラブが同性愛疑われる、上沼恵美子「ホモかなって思ってたの」。"
http://www.narinari.com/Nd/20141128824.htm
について問題意識と疑問がありメールさせていただいております。なお、このメールは後日、弊団体のブログhttp://rainbowaction.blog.fc2.com/にて公開する予定です。

★現在、上記の記事は非公開となっているようです。エキサイトに配信されているニュース記事が残っていますので、こちらをご参照ください。
http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20141117/Narinari_20141117_28824.html



 このニュースはテレビ番組の内容をそのまま再現しているものと読めますが、
・貴編集部が認識している番組の内容そのものが極めて同性愛者に対する差別的なものであるため、 差別的な内容のネット上での拡散に加担するものになっております。
・また、この記事は日本社会における同性愛者差別を前提として文章が書かれているため、 ニュース自体が差別の拡大・再生産に加担するものになっております。

以下、具体的に指摘させてます。

 前者、貴編集部が認識した番組の内容につきましては、MCの上沼恵美子氏による「すごく仲好いから気持ち悪いよね」「ホモかなって思ってたの」という発言は極めて露骨な同性愛嫌悪の発言です。

 これに対する真栄田賢氏の「大笑い」という反応や、内間政成氏の「釈明」も、同性愛者とみなされることの恐怖から発せられる、典型的な同性愛差別者のふるまいです。これらが拡散されることにより、多くの同性愛者、両性愛者、そしてその友人達が傷つけられています。

 後者、貴編集部による文章につきましては、"“スリムクラブ同性愛疑惑”の目が向けられ、釈明"という表現に、異性愛を所与の自明のものとし、同性愛を「不正」なものとみなす同性愛差別の価値観があらわれています。

 また、"タジタジだ""大事なことなので三回繰り返した"などの笑いの表現は、"同性愛疑惑"というものが笑うべきものであるとの認識の表明です。

 また、最終段落の"なお、真栄田は2011年に、内間は2009年に、それぞれ一般女性と結婚している。 "という文章は、結婚していることでふたりが異性愛者であろうということをほのめかし、異性愛が正常であるという意見を念入りに補強しています。

 これらの点から、わたし達はこのニュース記事を削除することと、このニュースの差別性に対する我々の意見についての回答を貴団体のサイト上で行うことを要求いたします。

 最後に付け加えますと、わたし達はこの記事について大変に怒り、悲しみ、そして呆れ返っております。貴団体ライター陣には世界各地で教養を積み重ねた方もおられるようですから、国際基準から、この記事に問題があるかどうかを尋ねてみてはいかがでしょうか。

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