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「新潮45」休刊について

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「新潮45」休刊について


 2018年9月25日発の新潮社による「お知らせ」及びプレスリリースによると、新潮社は創刊33年目の月刊誌「新潮45」の休刊を決断したとのことです。

 2018年9月21日発の社長声明に書かれた、10月号の特別企画「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」の「ある部分」の表現について、これを出版したことの反省に基づくもの、とのことでした。

 反省をしたこと、「お詫び」をしたこと自体については一定の評価をしますが、その結果が雑誌の突然の休刊であるというのは承服できません。

 この文章の結びにある「信頼に値する出版活動をしていく所存」という決意が事実であるならば、新潮社は最低限、次の3点についての記事を、何らかの媒体(本来ならば「新潮45」11月号、あるいは増刊号)によって発表するべきであると考えます。

1.「新潮45」編集部がいかなる意図で10月号の特別企画を掲載したのかについての釈明

2.どの記事のどの部分がどう問題だったのかについて、新潮社自身による説明と、外部による検証

3.特別企画の社内での扱い(特に校了の経緯について)の開示と、経営陣・役員による出版可否の判断の有無の明示

 2の外部による検証については、既にいくつかウェブ上に良質な記事が書かれておりますので、それらを採録することも推奨します。

 以上のとおり、私たちは対話を重ねて要求します。

          NPO法人レインボー・アクション メディア対策チーム



レインボー・アクションは、「市井に生きるセクシュアル・マイノリティと友人たちの生活感覚と存在を、社会的に可視化して行く目的」で活動しています。
 
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新潮社、「新潮45」編集部に強く抗議する

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 去る2018年7月26日、NPO法人レインボー・アクション メディア対策チームは、杉田水脈衆議院議員の原稿を掲載した「新潮45」に対して、公開質問状を送付しました。
 2018年9月23日現在、私たちは回答を得ることができていません。

 しかし、「新潮45」10月号の特別企画「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」並びに2018年9月21日(金)付で公開された新潮社佐藤隆信社長名義の見解を受け、これを私たちに対する回答とみなして意見を表明します。

1.「新潮45」10月号の特別企画「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」の7本の寄稿のうち、かろうじて読むに耐えた松浦大悟元参議院議員の論考を除く6本は、何れも商業出版の水準に到底達しているとは思えない内容であり、個々に論評することはしない。

2.またこの企画はタイトルになっている「論文」を作文した杉田水脈議員に対して何の取材も行っておらず、編集部としての掲載責任を放棄して杉田水脈議員以外の書き手に丸投げする無責任極まりないものであり、8月号記事の総括として到底承服することはできない。

3.佐藤社長名義の見解の中には何ら謝罪の言葉は無く、また最後に書かれている「弊社は今後とも、差別的な表現には十分に配慮する」という文言は、私たちが問題視した8月号の杉田作文、並びに10月号の7人の文章についても、「新潮45」編集部や新潮社校閲部、経営陣などが充分に配慮してきたという宣言である。
 この短い文章の中で矛盾したことを述べているとしか解釈できないものであり、言語と論理を守るべきメディアのトップの発言としてまったく看過できない。強く抗議する。

          NPO法人レインボー・アクション メディア対策チーム



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「新潮45」編集部より、公開質問状へのご回答をいただけませんでした(杉田水脈衆議院議員による原稿掲載について)

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 NPO法人レインボー・アクション メディア対策チームでは、2018年7月26日に「新潮45」編集部宛てに、メールにて公開質問状を送付しました。
*詳細はこちらからご確認ください
http://rainbowaction.blog.fc2.com/blog-entry-286.html

 編集部には、電話にてメールがきちんと受信されていることをご確認いただきましたが、「すべてのメールに返信をするわけではない」とのことでした。そこで、昨日(2018年8月9日)までにご返信をいただけなかった場合、経緯も含めてインターネット上に公開させていただくことをお伝えしましたが、現時点で何らの返答もいただけていない状況です。

 ご返信をいただけなかったことは、私どもの公開質問状が無視されたことと等しく、結果として、杉田水脈衆議院議員による原稿を掲載した出版社の責任をも、うやむやにするものであって、およそ容認できるものではありません。

 改めて、ここで新潮45編集部の対応について厳しく非難するとともに、現状をご報告し、みなさまと共有させていただきます。

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レインボー・アクションは「新潮45」掲載の杉田水脈衆議院議員による記事について、編集部宛てに公開質問状を送付しました

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 NPO法人レインボー・アクション メディア対策チームでは、このたび「新潮45」8月号に掲載された、杉田水脈衆議院議員による記事に関しまして、次の通り、編集部宛てに公開質問状を送付させていただきました。

=====================


公開質問状


 「新潮45」掲載の杉田水脈衆議院議員による原稿「『LGBT』支援の度が過ぎる」について、次の通り質問します。

1.「生産性」を理由に同性愛者カップルの権利を制限しようという発想は、不妊や、子どもをつくらない・産まない選択をした人々はもちろん、引退した高齢者や様々な理由から働けない・働かない人々が当然に持っている人権を不当に無視するものであるが、「新潮45」編集部はこの意見に賛成なのか。

2.「新潮45」は御社を代表するオピニオン誌であると承知しているが、かかる原稿を依頼し公開した意図は何か。

3.杉田議員は文中で意図的に「性的指向」と「性的嗜好」のふたつの用語を使い分けてセクシュアル・マイノリティの分断を試みているが、LGB を定義づける「Sexual Orientation」の定訳は「性的指向」であり、LGBについて「性的嗜好」という用語を使用することは明確な誤用である。「新潮45」編集部・新潮社校閲部は訂正をするつもりはあるか。

4.杉田議員はトランスジェンダーが自認する性のトイレを使用することについて「Tに適用されたら、LやGにも適用される可能性だってあります」という論理で批判しているが、我々は未だかつてそのような政治的主張をする個人や勢力を知らない。「新潮45」編集部は事実関係を確認したのか。

 以上4点につき、回答をお願いいたします。

 なお、回答の有無を問わず、公開質問状を送付したことについて、経緯も含めて、インターネット上で公表する予定です。ご回答をお待ちしております。

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レインボー・アクションは、フジテレビ「とんねるずのみなさんのおかげでした 30周年SP」の放送内容に関し、断固抗議いたします。



NPO法人レインボー・アクション メディア対策チームは、このたびフジテレビにおいて放送された、「とんねるずのみなさんのおかげでした 30周年SP」の放送内容について、男性同性愛者への差別・偏見を助長する表現が含まれていたことに関し、断固抗議いたします。抗議文は次の通りです。



---------------------------------------------------------------------------




株式会社フジテレビジョン
代表取締役社長 宮内正喜 様

 2017年9月28日放送のフジテレビ「とんねるずのみなさんのおかげでした 30周年SP」の放送内容に、男性同性愛者への差別・偏見を助長する表現が含まれていたことに関し、断固抗議いたします。

 同番組のコーナー「たけしがオゴる祝賀会in銀座」において、とんねるずの石橋貴明氏が「保毛尾田保毛男(ほもおだほもお)」というキャラクターを演じていましたが、このキャラクターは、男性同性愛者を著しく戯画的に描くことで笑いをとろうとするもので、男性同性愛者の尊厳を踏みにじるものであり、許容できるものではありません。

 また、そもそもキャラクター名に含まれる「ホモ」は男性同性愛者に対する蔑称であり、これを忌まわしく思ったからこそ,男性同性愛の当事者は、自らを「ゲイ」と称していったのです。このことは,マスメディアに携わる人間ならば当然知っているべき事項でしょう。この「ホモ」という蔑称が含まれるキャラクター名をナレーターが読み上げることで、「ホモ」という言葉が差別的意味合いを帯び,偏見・差別を強化するのです。

 「保毛尾田保毛男」というキャラクターはかつての「みなさんのおかげです」で石橋貴明氏が演じていたキャラクターで、今回は約30年ぶりの番組への登場となったのですが、かつて番組を視聴していた男性同性愛者にとって、公の放送を通して偏見を強化する「保毛尾田保毛男」は苦痛でしかありませんでした。

 当時、少年期を過ごしていた男性同性愛者にとってみれば、同性愛であるというだけで「保毛尾田保毛男」と同一視され、からかい・いじめの対象となることもあったのです。今回、30年ぶりに登場させたことによって、当時傷ついた人たちのフラッシュバックを引き起こさせるとともに、現在少年期にある男性同性愛の当事者に対するからかいやいじめを誘発する可能性も大いに懸念されるところです。

 このように、男性同性愛者にとってトラウマ(心的外傷)ともなっている「保毛尾田保毛男」を、性的少数者の権利擁護が世界的に主張されている現在に、テレビに出演させることにはどのような意図や正義があるというのでしょうか。

 我々は、社会的弱者である男性同性愛者を嘲笑の対象として踏みにじり、視聴者の笑いを誘おうとするコンテンツを、公共の電波を用いて流布する行為は、差別の再生産に加担するものとして許しがたいものだと考えております。また御社が今回このような内容の番組を放映したことは、まさに差別の再生産の加担に該当すると判断せざるを得ません。

 もし、フジテレビが性の多様性に理解を示し、性的少数者の視聴者に対する十分な配慮を行う放送局であると主張するのであれば、今回の番組の「たけしがオゴる祝賀会in銀座」の再放送やネット配信は中止するべきですし、今後、フジテレビのいかなる番組・宣伝においても「保毛尾田保毛男」を登場させるべきではないでしょう。

 以上の抗議・要望を真摯に受け止め、良質な番組制作を行っていただけるよう、何卒宜しくお願いいたします。
 
 
NPO法人レインボー・アクション メディア対策チーム

 
 


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朝日新聞デジタル『稲田氏にLGBT表彰』記事への再質問に対して、朝日新聞社広報部より回答がありました

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朝日新聞デジタル『稲田氏にLGBT表彰』記事への再質問に対して、朝日新聞社広報部より回答がありました


 NPO法人レインボー・アクション メディア対策チームでは、朝日新聞デジタル『稲田氏にLGBT表彰』記事について、公開質問状を送付いたしました。
http://rainbowaction.blog.fc2.com/blog-entry-268.html

 2016年9月14日付けにて、同社広報部より回答がありましたが(1度目の質問についてはこちらからどうぞ)、この回答に対して、再質問をしました。この再質問に対して、回答がありましたので、ここに公開いたします。




● 再質問の内容

記事執筆担当者様

質問にご回答いただき感謝いたします。

しかしながら、わたしたちの質問

「この団体が、国の名前を冠にした「ジャパン・プライド・アワード」を与党議員に贈呈したとの報道ですが、御社ではこの団体についてどのような調査を行い、記事の掲載に至ったのか、ぜひお答えをいただきたいと思います」

の意図が伝わらなかったようです。

以下、わたしたちの意見と懸念を表明いたします。
わたしたちには対話の用意があり、反論はいつでも歓迎いたします。

1・記事執筆者様の取材は、現在の性的マイノリティグループの置かれている状況について、一方の方向からしか見られていないものと、わたしどもは確信しております。
 もし機会をいただければ、わたしどもや我々の友人の見解を直接お伝えすることも可能ですが、いかがでしょうか。

2・東京都中心部の特定階層以外には活動が広がっていないと思われる団体が、全国を意味する「ジャパン」を冠する賞を国会議員に贈呈したということは、極端な東京中心・自文化中心主義であると言わざるを得ません。
 セクシュアリティの活動においては、かねてより東京中心主義が批判の俎上に上がっており、きわめてセンシティブな問題のひとつです。
 記事執筆者様は、そうした活動の歴史についてご存知なかったのでしょうか。

3・表彰された稲田朋美氏については、いわゆる「LGBT」の問題に関わる活動家の間でも様々な毀誉褒貶があり、その評価は一定していません。「伝統的」家族の価値や男女の性別役割分業を称揚する過去の多くの発言との不整合や、東京プライドパレード2016における唐突な登壇要請の噂など、むしろ低く評価する人々も多いのは、「LGBT」に関心がある人々の間では常識の範疇であろうと思われます。
 報道が必ずしも両論併記である必要がないことは承知しておりますが、この報道が結果として稲田朋美氏を称賛する形になっていることについて、どうお考えなのでしょうか。

4・3項の事実がありながら、この団体が日本国の「LGBT」を代表して稲田朋美氏を表彰したという行為について、記事執筆者様は疑問を感じなかったのでしょうか。

以上です。

特定非営利活動法人レインボー・アクション メディア対策チーム

● 朝日新聞社広報部からの再質問に対する回答

朝日新聞9月3日付朝刊記事に対する再質問へのご回答

 


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カンパに関する詳細はこちら。
(*なお、口座名義が「有志の会」となっていますが、これは前身の団体から引き継いだ口座をそのまま使っているためで、現在はレインボー・アクションの口座として管理しています。)

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朝日新聞社広報部より、朝日新聞デジタル『稲田氏にLGBT表彰』記事への公開質問状に関する回答がありました

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朝日新聞社広報部より、朝日新聞デジタル『稲田氏にLGBT表彰』記事への公開質問状に関する回答がありました


 NPO法人レインボー・アクション メディア対策チームでは、朝日新聞デジタル『稲田氏にLGBT表彰』記事について、公開質問状を送付いたしました。
http://rainbowaction.blog.fc2.com/blog-entry-268.html

 このたび、回答がありましたので、ここに公開いたします。なお、回答の内容は、メディア対策チームの要求に応えるものとは到底言えません。今後の対応を検討していきたいと考えています。



9月3日付朝刊の記事に関するご質問へのお答え



 
 


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朝日新聞デジタル『稲田氏にLGBT表彰』記事への公開質問状

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朝日新聞デジタル『稲田氏にLGBT表彰』記事への公開質問状


NPO法人レインボー・アクション メディア対策チームは、朝日新聞デジタルにおける記事『稲田氏にLGBT表彰』
http://www.asahi.com/articles/DA3S12540948.html

について、公開にて質問状を提出いたします。

記事によれば、

> 性的少数者(LGBT)の支援と啓発に取り組む一般社団法人「フルーツ・イン・スーツ・ジャパン」

という団体が存在するとのことですが、私どもの調査では、20年以上、性的少数者に関する活動に取り組んでいる複数の人が、この団体の存在と「支援と啓発」の活動について、まったく知らなかったと証言しています。

また、インターネット上でみる限り、同団体の活動実績は、東京において何回かパーティーの開催を行った程度であり、代表であるLoren FykesさんのFacebook上での、性的少数者の活動に関わる人たちとの交友関係も、極めて限定的であるように見受けられます。

この団体が、国の名前を冠にした「ジャパン・プライド・アワード」を与党議員に贈呈したとの報道ですが、御社ではこの団体についてどのような調査を行い、記事の掲載に至ったのか、ぜひお答えをいただきたいと思います。

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お笑いナタリー編集部より『オリエンタルラジオ“究極の変態写真集”発売、2人の同棲物語』に関する、レインボー・アクションからの抗議・要望について回答がありました

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お笑いナタリー編集部より『オリエンタルラジオ“究極の変態写真集”発売、2人の同棲物語』に関する、レインボー・アクションからの抗議・要望について回答がありました


 NPO法人レインボー・アクション メディア対策チームでは、「お笑いナタリー」掲載の2016年8月16日付記事『オリエンタルラジオ“究極の変態写真集”発売、2人の同棲物語』
http://natalie.mu/owarai/news/198284
について、お笑いナタリー編集部に対して、抗議ならびに要望の文書を送付いたしました。

 このたび、回答がありましたので、ここに公開いたします。なお、回答の内容は、メディア対策チームの要求に応えるものとは到底言えません。今後の対応を検討していきたいと考えています。




特定非営利活動法人レインボー・アクション
メディア対策チーム御中

お笑いナタリーの記事「オリエンタルラジオ“究極の変態写真集”発売、2人の同棲物語」(http://natalie.mu/owarai/news/198284)に対する抗議ならびにご要望、確かに拝受いたしました。

以下に当編集部の見解をご説明いたします。

まず「究極の変態写真集」という言葉に関しては、写真集の制作者側が作品のコンセプトを示すために使った表現をそのまま伝えたもので、記事中では引用であることを明示すべく、“”や「」で括って記載しております。当編集部が独自に考えた表現ではないことをご理解ください。

そのうえで我々は、この「変態」という言葉が指すものは写真の中にある「フェチ感」であると受け取りました。ただし作品中のどの部分にフェティシズムを感じるかは受け取る側によりさまざまなため、記事においては編集部の見解を示さず、この作品が作られるに至った背景のみを説明するに留めております。

その背景というのは、
1)オリエンタルラジオ中田敦彦氏は以前から写真家・青山裕企氏の写真集の変態性や魅力について言及しており、念願が叶って自身の写真集の制作が実現したこと
2)制作にあたってオリエンタルラジオ側が「究極の変態写真集」を望んでいたこと
3)撮影シチュエーションが「同性どうしの同棲一週間」だったこと
この3つです。

そして我々編集部は2)と3)はそれぞれ独立した要素であり、関連性はないものと考えています。そもそも「同性どうしの同棲=変態ではない」ことは自明ですし、その前提に立てば、制作者がこの作品において「同性どうしの同棲」以外の要素によってなんらかの「変態性」を表現している(しようとしている)のだろうと考えるのが自然です。

当記事は、あくまでオリエンタルラジオの2人が(その性的指向は問わず)仲良く過ごしている様子をフェチ感をもった視点で描いた写真集であるという理解のもとに作成した内容であり、それゆえ記事中で「同性愛」という言葉も使用しておりません。その制作者側の視点の変態性が、わかる人にしかわからないからこそ「究極の変態写真集」なのではないか?というのが記事作成時における編集部の見解です。したがって現在公開中の記事内容およびタイトルは、作品に関する事実説明の域を出るものではなく、特定の性的指向に対する差別的な意図もありません。この点ご理解いただけますと幸いです。

とはいえ、我々は今回の記事に対する反響から重要なことを学びました。貴殿のご指摘の通り「同性愛が精神病理としての性的倒錯ではない」のは当然のことです。その事実を前提として記事を作成しましたが、「同性愛」と「変態」というまったく関連のない2つの要素を結びつけて捉える方が、WHOや厚生省の宣言から20年以上経った今も少なからず存在するということを記事の反響によって改めて認識しました。今回の記事がきっかけで、改めてそうした偏見に晒された方がいらっしゃったとすれば、それについては我々の本意ではありませんし、そうしたことは今後もあってはならないと考えます。

我々が考えている以上に同性愛およびLGBTに対する社会的な理解が進んでいないという、この現実を重く受け止め、今後はより慎重な報道を行うことをお約束いたします。

2016年8月22日

株式会社ナターシャ

 
 


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お笑いナタリー『オリエンタルラジオ“究極の変態写真集”発売、2人の同棲物語』記事に抗議する

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お笑いナタリー『オリエンタルラジオ“究極の変態写真集”発売、2人の同棲物語』記事に抗議する


 NPO法人レインボー・アクション メディア対策チームは、「お笑いナタリー」掲載の2016年8月16日付記事『オリエンタルラジオ“究極の変態写真集”発売、2人の同棲物語』
http://natalie.mu/owarai/news/198284
について、抗議します。

 この記事は「オリエンタルラジオ×青山裕企 写真集 DOUSEI -ドウセイ-」(KADOKAWA)の出版について、その製作の意図を伝えているものですが、記事およびタイトルにおいて、男性2人が同棲生活を送ることに関し、「変態」ということばを用いて表現しています。

 「同性どうしの同棲」をモチーフにすることにより「フェチ感をもっ」た「究極の変態写真集」を製作することを意図したことを表明していますが、これが(男性)同性愛並びに(男性)同性愛者に対する差別的な視線であることは論を待ちません。

 「変態」ということばは、通常、精神病理としての性的倒錯に関して使用されることばですが、同性愛は精神病理としての性的倒錯にはあたらないとされており、男性2人が同棲生活を送ることに関して、「変態」ということばを用いることは、極めて不適切であり、かつ差別的な表現です。

 (なお、WHO(世界保健機関)は1993年に「同性愛はいかなる理由においても治療の対象とならない」と宣言しており、日本においてもこの見解が踏襲されています。)

 記事中で(男性)同性愛的な表現に関して、「変態」ということばを用いることは、(男性)同性愛は性的倒錯であるという誤った認識と偏見を社会に広めることにつながります。時代錯誤もはなはだしく、社会の公器たるマスメディアとしての機能の欠如といわざるを得ないのではないでしょうか。

 記事の内容およびタイトルについて、批判的に検討し、適切なものとなるよう変更することを要望いたします。

 
 


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