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2017年も北区男女共同参画センターと協働でイベントを開催します!「LGBTをめぐる 世界・日本の潮流 -教育そしてエイズ-」のお知らせです

教育そしてエイズ・チラシ(表)


北区男女共同参画センター パートナーシップ事業


LGBTをめぐる 世界・日本の潮流
-教育そしてエイズ-




 レインボー・アクションでは、東京都北区の男女共同参画センターが主催する「パートナーシップ事業」で、毎年講座を開催しています。

 5年目となる今回のテーマは「教育」。

 セクシュアル・マイノリティの教育に関して、世界そして日本では現在どのような動きが見られるのでしょうか。

 今回の講座では、日本のエイズ・アクティビズムの歴史を紐解き日本社会の問題を鋭く指摘した『日本の「ゲイ」とエイズ』(青弓社)の著者である新ヶ江章友さんに、教育とエイズという観点から重層的に紹介していただきます。

 セクシュアル・マイノリティの教育とエイズをめぐる現状について、理解を深めていきましょう。

 多くの方のご来場をお待ちしています。

● 日時:2017年3月12日(日)14:00〜16:30(開場13:30)

● 講師:新ヶ江 章友(しんがえ あきとも)さん(大阪市立大学准教授)

● 会場 北区男女共同参画センター スペースゆう 多目的室A・B
https://www.city.kita.tokyo.jp/ikiiki/kurashi/jinken/spaceyu/index.html
・JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分
・地下鉄南北線王子駅5番出口直結
・都電荒川線王子駅前徒歩5分

● 参加費無料

● 要参加申込(必要事項等の詳細はチラシ裏面もしくは北区ホームページをご覧ください)

● 保育あり(1歳以上未就学児・定員あり・先着順・要申込・2017年 3月1日(水)申込締切)

● 主催:北区男女共同参画センター スペースゆう

● 企画・運営:特定非営利活動法人レインボー・アクション

教育そしてエイズ・チラシ(裏面)




レインボー・アクションは、「市井に生きるセクシュアル・マイノリティと友人たちの生活感覚と存在を、社会的に可視化して行く目的」で活動しています。
公式サイト
http://www.rainbowaction.net/
Twitter
https://twitter.com/#!/Rainbow_Action
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http://www.facebook.com/RainbowAction

◆レインボー・アクションの活動はご寄付や助成金で運営しています。上記の活動を続けるには、ミーティングやイベント開催のための会場使用料、事務経費、郵送料、交通費、デモや街頭アクション開催のための車両レンタル代、横断幕制作費などの出費が見込まれます。今後も活発に活動を続けるためにも、ご支援・ご協力をお願いいたします。
カンパに関する詳細はこちら。
(*なお、口座名義が「有志の会」となっていますが、これは前身の団体から引き継いだ口座をそのまま使っているためで、現在はレインボー・アクションの口座として管理しています。)

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ジャンル : ニュース

参議院議員選挙に伴い、政策アンケートを実施しました

RainbowAction BlogLogo250


 レインボー・アクションでは、今回の参議院議員選挙に際しまして、候補者向けの政策アンケートを実施しました。その結果を公開いたします。

 対象は、東京都選挙区、群馬県選挙区、茨城県選挙区の候補者で、選挙管理委員会にウェブサイトを届け出ている候補者のみなさまです。ここではご返信をいただけた方のみご紹介いたします。

 みなさまの投票のご参考にしていただければありがたいです。




1 性的少数者に関する施策について

 性的少数者を取りまく課題について、今後、国会ではどのような法や制度の整備が必要であるとお考えですか。

① 様々な人権課題を網羅した包括的な差別禁止法を制定すべきである・・・小川敏夫(東京・民進党)、堀越けいにん(群馬・民進党)、安永あきら(群馬・幸福実現党)

② 性的少数者のみを対象とした差別禁止法を制定すべきである

③ 差別禁止法ではなく、差別解消法を制定すべきである・・・山添拓(東京・日本共産党)、小林きょうこ(茨城・日本共産党)

④ 新たな立法は必要なく、男女共同参画計画など、現行の政府の計画で対応できる

⑤ わからない

⑥ その他

蓮舫(東京・民進党):差別を解消した上で多様性を認める社会へすべき。制度導入に向けた検討を進めるべき

佐藤かおり(東京・無所属):②を制定したうえで、将来的には①を制定する必要があると考えています

鈴木たつお(東京・無所属):あらゆる差別は、法的な規制によってどうにかなるものではありません。差別を撤廃するための運動を粘り強く続けてきたのが人類の歴史でした。差別反対の運動は、差別を生み出す根源と闘い、同時に労働者民衆と被差別者との団結・共闘をいかに守りとおして拡大するかという課題をも持っています。各地で取り組まれる「差別禁止条例」などの法や制度の整備は、禁止措置の羅列や個人的な紛争解決手段の方法に特化され、集団的解決(団結の形成)の手立てを排除しています。したがって鈴木たつおは、法や制度の整備ではなく、あらゆる人権を破壊する改憲勢力との闘い、労働組合を先頭にして団結権を守り通す闘いをともに進めるなかで、差別撤廃の先頭に立ちます。


2 刑事施設における性同一性障害を抱える人の処遇について

 日本国内の刑務所や入国管理施設に収容されている性同一性障害と診断された被収容者、また、性ホルモン補充療法を受けている被収容者に対する、性ホルモン剤の投与について伺います。

① 刑務所や入国管理施設に収容されている時点で、相応の事情があると考えられるため、性ホルモン剤の投与など、特別な配慮をする必要はない

② 刑務所や入国管理施設に収容されていても、個人の尊厳・生死に関わる課題であり、適切な医療を受けられる権利があるため、性ホルモン剤の投与を受けられるべき・・・鈴木たつお(東京・無所属)、山添拓(東京・日本共産党)、小川敏夫(東京・民進党)、堀越けいにん(群馬・民進党)、安永あきら(群馬・幸福実現党)、小林きょうこ(茨城・日本共産党)

③ わからない

④ その他

蓮舫(東京・民進党):具体策については党として議論を進めてまいります。

佐藤かおり(東京・無所属):本人の性自認、性的指向は人権問題として尊重されるものであり、性ホルモン剤のみを焦点化せず包括的な相談が受けられるような専門職を少なくとも用意すべき


3 その他(自由記入欄)

 性的少数者をとりまく政策に関するお考えや、私どもの活動に関するご意見など ございましたら、ご自由にご記入をお願いいたします。

蓮舫(東京・民進党):民進党は5月27日にLGBT差別解消法案を衆議院に提出しました。参議院選挙の公約にも法律制定について盛り込んでいます。LGBTのみならず差別解消法の制定に向け取り組んでいきます。

佐藤かおり(東京・無所属):参議院選挙東京選挙区立候補佐藤かおりの政策の中には、「性的マイノリティなどの差別をなくす」という項目の中に、公約をあげております。多様性が尊重される社会へ。性的指向や性自認による差別を禁止する法律を この公約を掲げた理由は、 DVや性暴力の支援の中で私たちは、当事者たちがPTSDの症状や、抑うつ的な症状、または死にたくなったり、罪悪感をもったりすることがあります。そのことから考えると、性に関わる暴力というのは、身体的な暴力のような目に見える暴力と違ってスティグマを負わされるという点で非常に重いものです。  また、性というのは人が生きることの根幹にも関わる大切なことですので、それが侵害されるということは生きていること自体を否定されるとの同じ感覚になると思います。  身体的な性別や、自分がどのような性で生きたいか、どのような性別の人を好きになるかについて、他人が否定したり、批判したりするようなことはできないものと考えます。  まだまだ偏見の多い日本社会で、同性愛やトランスジェンダー、性別違和についての知識が広く普及していないことは大変残念なことであり、法整備の不備だと考えます。この不備を是正するための性的マイノリティ差別禁止法の整備を目指します。

鈴木たつお(東京・無所属):1の項目への回答で述べたことと重なりますが、性的少数者を含むあらゆる差別を生み出す根源は、民営化・外注化と労働者の非正規化を進め、労働者民衆が生きていくために必要な雇用・福祉・介護・医療などを破壊して、ビジネス(金儲け)にして利益をむさぼっている勢力にあります。また、労働組合が本来の役割をとりもどし、地域のあらゆる人々がともに生きていける社会を建設する活動の先頭に立つことが必要です。差別は、改憲・戦争と一体です。ここに、根源があります。本当の団結をとりもどす闘いの中にしか、性的少数者が人間らしく生きていく道はないと考えます。ぜひ、ともに闘い、進みたいと思います。

山添拓(東京・日本共産党):憲法13条は性的少数者の方々をふくめ、どんなマイノリティであっても、個性を持った個人として尊重されるとうたっています。個人の尊重とは、「こうあるべき」を個人に押し付けないということです。性的少数者が、肩身の狭い思いで、生活せざるを得なかったり、差別や偏見のためにありのままの自分を肯定できなかったりすれば、それは健全な社会とは言えません。
 私は、この間、池内さおり衆議院議員とともに、性的少数者の方々からお話を伺ったり、5月8日に渋谷で行われたレインボー・プライドに参加してきました。
 これからも性的少数者のみなさんとの交流を深め、お話を積極的に伺い、社会の偏見や誤解をとりのぞき、理解を進める情報発信や、現に起きている具体的問題の解決、性的少数者への差別や不利益な扱いを防止・禁止し、人権を守る法律やルール作りにとりくみたいと思います。
 日本共産党は、民進党など野党4党共同で、「性的指向又は性自認を理由とする差別の解消等の推進に関する法律案」を5月27日に衆議院に提出しました。通常国会の閉会により、継続審議になりましたが、今後の国会で、他の野党はもとより、与党とも協力して、法案の成立のために全力を尽くします。
 力をあわせて、誰もが自分らしさを主張でき、個性豊かに暮らせる社会をつくっていきましょう。

小川敏夫(東京・民進党):個々人を尊重し、多様な価値観を守る社会をつくるため、様々な差別を禁止・解消する法律の整備を行います。

堀越けいにん(群馬・民進党):性的少数者に対する理解を小さいうちから身につけることが重要だと思います。教育現場での教職員への講習や児童、生徒に対する教育、また学校施設整備が早急に求められると思います。

安永あきら(群馬・幸福実現党):転生輪廻の思想を受け入れられれば性的少数者も楽になりますよ。

小林きょうこ(茨城・日本共産党):性的マイノリティをめぐっては、この1・2年で行政的にも社会的にも大きな発展がありました。私はこうした前進を踏まえ、さらに性的マイノリティにたいする差別の解消や偏見をなくし、生活向上と権利の拡大に力をつくしていきます。
 野党4党共同で提出した法案も継続になっています。すべての党に呼びかけ、成立を目指します。
 
 


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今年も北区で講座を開催!『「貧困」と「セクシュアル・マイノリティ」を考える』ご参加お待ちしています!

貧困とセクシュアル・マイノリティ チラシ


北区男女共同参画センター スペースゆう 2015年度パートナーシップ事業
「貧困」と
「セクシュアル・マイノリティ」を考える


 レインボー・アクションでは、東京都北区の男女共同参画センターが主催する「パートナーシップ事業」で、毎年講座を開催しています。

 4年目となる今回のテーマは「貧困」。

 「貧困」であることと、「セクシュアル・マイノリティ」であることによって、どのような困難が生じているのでしょうか。また、その困難をどのように解決することができるのでしょうか。

 今回の講座では、「貧困」と「セクシュアル・マイノリティ」の双方が絡み合うさまざまな課題から、現代の社会が抱える複雑で、重層的・構造的な問題を明らかにします。

 困難な状況・立場を理解するとともに、解決策やひとりひとりができることについて考えます。

 多くの方のご来場をお待ちしています。

● 日時:2016年3月19日(土)14:00〜16:30(開場13:45)

● 会場:北区男女共同参画センター
    スペースゆう 多目的室A・B

      (東京都北区王子1−11−1 北とぴあ5階)
      *王子駅より徒歩2分
      http://www.city.kita.tokyo.jp/danjo/kurashi/jinken/spaceyu/index.html

● 講師:濵中洋平さん
    クライシスサポートセンターnolb代表

● 入場無料
● 要参加申込

(2016年2月21日(日)9:00より、電話・ファックス・メールにて受付開始)

● 定員:50名(先着順)

● 保育あり(1歳以上未就学児・定員あり・先着順・要申込*2016年3月9日(水)までにお申し込みください)

● 主催:北区男女共同参画センター
● 企画・運営:NPO法人レインボー・アクション

● 参加申込・お問い合わせ:北区男女共同参画センター スペースゆう
電話:03-3913-0161
ファックス:03-3913-0081
メール:danjo-c@city.kita.lg.jp
(開館時間:火~土 9:00~21:00 日 9:00~17:00 (休館日:月・祝))





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イベントのお知らせです!映画『ハーヴェイ・ミルク』から考える 政治と社会のいまとこれから @ 武蔵野市

『ハーヴェイ・ミルク』in 武蔵野市チラシ


映画『ハーヴェイ・ミルク』から考える
政治と社会のいまとこれから@武蔵野市


 ドキュメンタリー映画『ハーヴェイ・ミルク』をふまえ、これからの社会や政治のあり方について考えます。ゲストに武蔵野市議会議員のお二人をお招きし、ひとりひとりが地域でどのように行動できるのか、対話を通じて実践的に学びます。

(映画上映+トークによるイベントです。なお、今回上映する映画は、ロバート・エプスタイン監督のドキュメンタリー映画『ハーヴェイ・ミルク(The Times of Harvey Milk)』(1984年)です。)

*ドキュメンタリー映画『ハーヴェイ・ミルク(The Times of Harvey Milk)』の予告編はこちらからどうぞ。
https://youtu.be/RWoYScfwf-M

● 日時:2016年2月13日(土)14:00〜16:30

● 会場:武蔵野プレイス 4階 フォーラム
(武蔵野市境南町2-3-18)place1.jpg
http://www.musashino.or.jp/place/_1205.html
*武蔵境駅南口より徒歩1分


● ゲスト:西園寺みきこさん(武蔵野市議会議員・2期)
      斉藤シンイチさん(武蔵野市議会議員・3期)

● 聞き手:藤田裕喜(NPO法人レインボー・アクション)

● 入場無料・参加申込不要

● 主催:NPO法人レインボー・アクション 共催:共同参画むさしの
● お問い合わせ:rainbowaction.net@gmail.com





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武蔵野市の取り組みが前進!



 2014年夏、請願・陳情チームは西園寺みきこ武蔵野市議会議員への政策提言を行いました。そして、議会質問にて、セクシュアル・マイノリティをとりまく様々な課題について、取り上げていただくことができました。

 その後、(おそらくは)市長と男女共同参画担当課長のリーダーシップのもと、全庁的な取り組みが推進されたようです。武蔵野市は、2015年6月1日に印鑑証明申請書など、合計25件の書類から性別記入欄を廃止したことを発表しました。

http://www.city.musashino.lg.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/021/403/27_2inkanshomei.pdf
 請願・陳情チームでは、今後も行政や政治に対する政策提言活動を続けてまいります。

<関連記事>

西園寺みきこさんが、武蔵野市議会において、セクシュアル・マイノリティについて一般質問。レインボー・アクション 請願・陳情チームの働きかけで実現。
http://rainbowaction.blog.fc2.com/blog-entry-211.html

武蔵野市:書類の不要な性別欄削除
https://twitter.com/Rainbow_Action/status/620338979464843264



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北区男女共同参画センターで今年度も講座を開催します。『メディアの中のセクシュアル・マイノリティ』●2015年3月1日開催。講師:三橋順子さん、西山千恵子さん

メディアの中のセクシュアル・マイノリティ(チラシ表面)

 レインボー・アクションでは、東京都北区の男女共同参画センターが主催する「パートナーシップ事業」で、3年連続で講座を開催することになりました。(昨年の開催告知はこちら、一昨年の開催告知はこちらです。)

 今回のテーマは「メディアの中のセクシュアル・マイノリティ」。
 
 メディアにおけるセクシュアル・マイノリティの表象は、社会の中の様々な要因によって、時代とともに変化を見せてきました。

 今回の講座では、具体的な事例を通じて、社会的な観点や歴史的な観点から、セクシュアル・マイノリティとメディアの関係を批判的に分析し、理解することで、ご参加のみなさまが、セクシュアル・マイノリティの視点のあるメディアリテラシーを身につけることを目指します。

 多くの方のご来場をお待ちしております。



北区男女共同参画センター「スペースゆう」パートナーシップ事業
メディアの中のセクシュアル・マイノリティ

■日時:2015年3月1日(日)14:00~16:30(15分前に開場)
■会場:北区男女共同参画センター「スペースゆう」 5階多目的室A・B
http://www.city.kita.tokyo.jp/docs/facility/052/005234.htm
(詳細地図)http://bit.ly/SXsyI4

■参加費:無料
■申し込み:2014年1月21日(水)より、電話・FAX・Eメールで申し込み受け付け開始
■定員:50名(申し込み先着順)

■保育:1歳以上未就学児対象・定員あり・先着順(2012年2月18日(水)までにお申し込みください)

■参加お申し込み・お問い合わせ
北区男女共同参画センター「スペースゆう」
〒114-8503 東京都北区王子1-11-1 北とぴあ5・6階
TEL:03-3913-0161
FAX:03-3913-0081
メール:danjo-c@city.kita.lg.jp

■主催 北区男女共同参画センター「スペースゆう」
■企画・運営 レインボー・アクション

本講座のチラシは、こちらからダウンロードをしていただくことができます。

講師プロフィール
●三橋順子さん
性社会・文化史研究者。専門はジェンダー/セクシュアリティの歴史。著書に『女装と日本人』(講談社現代新書 2008 年)、共編著に『戦後日本女装・同性愛研究』(中央大学 出版部 2006 年)、『性的なことば』(講談社現代新書 2010 年)など。

●西山千恵子さん
青山学院大学・慶應義塾大学他で非常勤講師を務める。専門は女性学。共著に『ビデオで 女性学』(有斐閣 1999 年)、『森美術館問題と性暴力表現』(不磨書房 2013 年)など。 この十数年、東京国際レズビアン&ゲイ映画祭には欠かさず足を運んでいる。

北区男女共同参画センター スペースゆう お知らせ
http://www.city.kita.tokyo.jp/docs/inform/1152/115265.htm



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カンパに関する詳細はこちら。

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レインボー・アクションでは衆議院議員選挙に伴い、『性的少数者に関する政策アンケート』を実施しました!各政党からの回答を公開中です。



 レインボー・アクションでは、このたびの衆議院議員選挙に伴い、政党向けに政策アンケートを実施いたしました。各党からの回答を公開していますので、ぜひともご参考にしていただければと思います。(回答の到着順に掲載しています。)

 各党のご担当者様におかれましては、選挙期間中のお忙しいさなかに、ご回答をいただきましたことについて、改めて御礼を申し上げます。ありがとうございました。

 請願・陳情チームでは、いただいたご回答を参考とさせていただき、今後の活動に活かしていきたいと考えています。



性的少数者に関する政策アンケート

I.候補者の公認及び選考について

政党が公認する候補者の選考に当たって、候補者本人が性的少数者であることを、どのように考えますか。(複数選択不可)

1 積極的に評価し、選挙の際に公表するかどうかは、本人に任せる
2 選考及び公認には特に影響しない。また、選挙の際に公表するかどうかは、本人に任せる
3 選考及び公認には特に影響しないが、選挙の際に公表するかどうかは、党との協議による
4 選考及び公認には特に影響しないが、選挙の際に公表する必要はないので、公表は認めない 
5 性的少数者であることが判明した場合は公認しない(または取り消す)


・自由民主党 ⇒ その他

衆議院選挙における候補者は、都道府県支部連合会、地域支部等と調整の上、支部連合会を通じて申請された選挙区支部の推薦を参考とし、党本部において決定いたしております。

・次世代の党 ⇒ 3 選考及び公認には特に影響しないが、選挙の際に公表するかどうかは、党との協議による

他の候補者へも影響する事柄であるため、協議は必要である

・日本共産党 ⇒ 2 選考及び公認には特に影響しない。また、選挙の際に公表するかどうかは、本人に任せる

国会質問などで性同一性障害特別法の見直し(2003年)を要求したり、性別変更にともなう当事者のプライバシー保護の在り方などを提起したりしてきました。また、レインボー・パレードには、候補者や議員が参加してきました。

・公明党 ⇒ 2 選考及び公認には特に影響しない。また、選挙の際に公表するかどうかは、本人に任せる

・社会民主党 ⇒ 1 積極的に評価し、選挙の際に公表するかどうかは、本人に任せる

今回の総選挙で社民党は、同性愛者であることを公表している石川大我(前豊島区議)を比例区東京ブロックの単独1位で擁立しています。

・民主党 ⇒ 2 選考及び公認には特に影響しない。また、選挙の際に公表するかどうかは、本人に任せる

・生活の党 ⇒ 2  選考及び公認には特に影響しない。また、選挙の際に公表するかどうかは、本人に任せる

・維新の党 ⇒ 2 選考及び公認には特に影響しない。また、選挙の際に公表するかどうかは、本人に任せる

II.性的少数者をとりまく課題や現状について

性的少数者をとりまく課題や、社会の現状についてどのようにお考えでしょうか。(複数選択不可)

1 重要な人権課題であると考えている
2 人権課題と言うより、ビジネス分野での取り組みが優先されるべき課題であると考えている
3 関心がない・わからない


・自由民主党 ⇒ 2 人権課題と言うより、ビジネス分野での取り組みが優先されるべき課題であると考えている

・次世代の党 ⇒ その他

広範な議論があるべきである。ただし、現状では一方的な意見が声高に主張されがちであり、冷静な議論が必要と考えている。

・日本共産党 ⇒ 1 重要な人権課題であると考えている

日本共産党の「2014年 総選挙各分野政策」中にある、
41.いのち・人権の保障
性的マイノリティ、アイヌ民族、在日外国人―人権が尊重される社会をめざします
をご覧ください。
http://www.jcp.or.jp/web_policy/2014/11/10-2.html

・公明党 ⇒ 1 重要な人権課題であると考えている

・社会民主党 ⇒ 1 重要な人権課題であると考えている

・民主党 ⇒ 1 重要な人権課題であると考えている

・生活の党 ⇒ 1 重要な人権課題であると考えている

・維新の党 ⇒ 1 重要な人権課題であると考えている

III.性的少数者に関する施策について

今後、国会などの場において、性的少数者に関する施策に取り組んでいきたいとお考えでしょうか。(複数選択不可)

1 ぜひとも取り組みたいと考えている
2 検討したい
3 どちらとも言えない
4 積極的に取り組むことは考えていない
5 取り組む必要はないと考えている


・自由民主党 ⇒ 4 積極的に取り組むことは考えていない

・次世代の党 ⇒ 3 どちらとも言えない

・日本共産党 ⇒ 1 ぜひとも取り組みたいと考えている

・公明党 ⇒ 1 ぜひとも取り組みたいと考えている

性的マイノリティの人々への理解を深め、偏見や差別をなくすことを目的とした多方面にわたる啓発や人権相談体制の強化など、必要な施策の充実に努め、性的マイノリティの人々が暮らしやすい社会を構築します。

性同一性障がいについて、精神保健福祉センターなどの相談窓口体制の強化や、学校教育での配慮を図るとともに、医療や人権分野の環境整備を進めます。

・社会民主党 ⇒ 1 ぜひとも取り組みたいと考えている

社民党はこれまでも一貫して性的少数者の方々への差別禁止を強く主張してきました。今後も引き続き取り組んで参ります。

・民主党 ⇒ 1 ぜひとも取り組みたいと考えている

・生活の党 ⇒ 2 検討したい

・維新の党 ⇒ 2 検討したい

IV.その他(自由記入欄)

性的少数者をとりまく政策に関するお考えや、私どもの活動に関するご意見などございましたら、ご自由にご記入をお願いいたします。


・自由民主党

記入なし

・次世代の党

以上は事務方からの回答であり、党として集約された意見ではありません。いわれなき差別や偏見に対しては、それをなくすよう努力すべきであると考えます。

・日本共産党

日本共産党は、社会のあらゆる面で憲法に保障された基本的人権が保障され、一人ひとりが大切にされる社会をめざします。とりわけ、社会的マイノリティとされる人びとの人権が尊重される社会をめざします。
詳しくはⅡで紹介しました「総選挙政策」をご覧ください。

・公明党

アンケートをお送りいただきありがとうございました。今後とも性的マイノリティの人々が暮らしやすい社会の構築を目指してまいります。

・社会民主党

今回の総選挙に際して社民党が発表した「総合政策集」には「LGBT(性的マイノリティ)への偏見解消・差別禁止に取り組みます。雇用や公営住宅・高齢者施設への入所などについて、性的指向や性自認を理由とした差別的取り扱いを禁止します。性別にかかわらず多様な形態の家族に対して、民法上の権利を保障するフランスのPACS(連帯市民協約)にならった新制度創設を目指すとともに、同性婚についても実現を目指します。性別適合手術などへの健康保険適用を行います」と明記しています。これらの政策の実現を目指します。

・民主党

性的マイノリティなどが差別を受けない社会を目指します

・生活の党

生活の党は、自立した個人が自由と公正を規範とし、多様な価値観を持つ他者と互いに認めあう「共生社会」を目指しています。性的少数者をはじめ、全ての国民が「安心、安全で、安定した生活」を送ることができる社会を目指し引き続き必要な政策立案活動を展開していきます。

・維新の党

記入なし





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東京都議会に対して、やじ問題に関する陳情を提出しました!



 レインボー・アクションの請願・陳情チームでは、東京都議会におけるやじをめぐる問題について、このたび、陳情を提出いたしました。

 「早く結婚した方がいいんじゃないか」

 「自分が産んでから」

 などといった一連の発言は、多様な性のあり方を否定し、性別に基づく固定的な役割を強制する差別発言です。ひとりひとりの多様な生き方を、完全に無視した発言と言わざるを得ません。

 このような発言が、議場において二度と繰り返されることがないよう、4点にわたって陳情を提出しました。なお、本問題に関する請願・陳情は、他に6の団体・個人から提出されています。
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/petition/seigan2014-t3.html

 今後のスケジュールですが、まず、11月頃までに開催される議会運営委員会において審議されることとなり、その後、年内に実施される、第4回定例会にて採決される見通しです。今後の議会における審議状況にもご注目ください。

 レインボー・アクションでは、これからも、都議会を始め、様々な自治体における活動を進めていきたいと考えています。




平成26年第2回定例会におけるやじをめぐる問題についての陳情

2014年9月30日提出
東京都議会議長
吉野 利明  殿
レインボー・アクション 請願・陳情チーム

(願意)

 都議会において次の4点を実施していただきたい。

 1 平成26年第2回定例会におけるやじをめぐる問題について、公開の議会または委員会において議題とし、事実関係を共有し明らかにすること

 2 東京都議会会議規則に、議員による人権侵害の禁止を盛り込むこと

 3 議事の経過と内容を正確に記録するため、議場および委員会室の全体を録画し録音すること

 4 全議員を対象として、人権に関する研修を実施し、全ての議員の参加を義務づけること

(理由)

 平成26年の東京都議会第2回定例会において、質問中の塩村文夏議員に対し、「早く結婚した方がいいんじゃないか」「自分が産んでから」などのやじが発せられました。

 この一連の発言は、「女性」に対する差別発言であることは言うまでもありませんが、生まれたときに割り当てられた性とは異なる性を生きる人や、同性を性的指向の対象とする人、また、社会から強制される性役割に違和感を抱く人など、様々な人たちに対する差別発言でもあります。性別に基づく固定的な役割を強制する、性別役割分業を前提とした差別発言であり、ひとりひとりの多様な性のあり方を、完全に無視した発言と言わざるを得ず、そうした生き方を否定し認めない発言です。

 報道によれば、複数の議員からやじが発せられたとのことですが、1人の議員が名乗り出て謝罪をしたこと、また、「東京都議会の信頼回復に関する決議」を可決することにより、この問題の幕引きが図られようとしています。名乗り出たからといって、決して許されるものではありませんが、1人の議員にその責任を押し付けて、あたかも解決したかのように扱い、議会の信頼回復を図るなど、到底、市民の理解を得られることではありません。事実関係を明らかにし、議会において再発防止策を徹底することこそ、必要ではないでしょうか。

 そこで、都議会において、次の4点を実施していただくことを求めます。

 第一に、市民に対して事実関係を共有し明らかにするため、公開の議会または委員会において、平成26年第2回定例会におけるやじをめぐる問題を議題とすることを求めます。

 報道によって明らかにされている議場での発言は、どれも許容できる内容のものではありません。また、各会派において実施された調査についても、公の場において、その内容が明らかにされていません。市民に対し事実関係を明らかにし、責任の所在を明確にすることが必要です。

 第二に、東京都議会会議規則に、議員による人権侵害の禁止を盛り込むことを求めます。

 もとより、人権侵害はどのような場合であっても許されるものではありませんが、改めてその意思を明確にするとともに、再発を防止するために、人権侵害を禁止することを、会議規則において明文化することが必要です。

 第三に、議事の経過と内容を正確に記録するため、議場および委員会室の全体を録画し録音することを求めます。

 議場及び委員会室における議事の記録に当たっては、特定の発言者だけでなく、他の出席者の発言や動静についても、録画し録音することが必要です。議事は、議場からの意思表示によって進行することもあり、そのような意思表示のあり方を明確に記録しておくことは、市民に対する情報公開として必要不可欠な要素です。

 第四に、全議員を対象として、人権に関する研修を実施し、全ての議員の参加を義務づけることを求めます。

 現代社会における人権をめぐる課題は、日々複雑化しています。そしてその解決には、様々な施策を一体的・総合的に運用し活用していくことが求められます。新しい課題に対応し、都議会における政策形成をさらに発展させるためにも、全議員が参加する人権研修の実施が必要です。



レインボー・アクションは、「市井に生きるセクシュアル・マイノリティと友人たちの生活感覚と存在を、社会的に可視化して行く目的」で活動しています。
公式サイト
http://www.rainbowaction.net/
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http://www.facebook.com/RainbowAction

◆レインボー・アクションの活動はご寄付や助成金で運営しています。上記の活動を続けるには、ミーティングやイベント開催のための会場使用料、事務経費、郵送料、交通費、デモや街頭アクション開催のための車両レンタル代、横断幕制作費などの出費が見込まれます。今後も活発に活動を続けるためにも、ご支援・ご協力をお願いいたします。
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西園寺みきこさんが、武蔵野市議会において、セクシュアル・マイノリティについて一般質問。レインボー・アクション 請願・陳情チームの働きかけで実現。

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 9月4日(木)に東京都の武蔵野市議会で、西園寺みきこ議員による質問があります。

 「一人一人の人権を尊重し、自分らしい生き方が実現できる社会を目指すことについて」と題された質問のうち、「性的マイノリティ(性的少数者)に対する正しい理解と受け入れについて」の項目については、レインボー・アクション請願・陳情チームの働きかけによって実現することになりました。

武蔵野市議会 一般質問のお知らせ
http://www.city.musashino.lg.jp/shigikai/shigikai_shitsumon/shigikai_ippanshitsumon/017213.html

 傍聴は、武蔵野市役所の東棟8階で受付をすれば、どなたでも可能。西園寺みきこさんの順番は16人中11番目の予定のため、午後になる見込みです。

武蔵野市議会 傍聴のお知らせ
http://www.city.musashino.lg.jp/shigikai/shigikai_nittei/001193.html

 ご興味のある方はぜひ、武蔵野市議会にお出かけになられてはいかがでしょうか。


● 西園寺みきこ議員の質問予定内容

一人一人の人権を尊重し、自分らしい生き方が実現できる社会を目指すことについて

・性的マイノリティ(性的少数者)に対する正しい理解と受け入れについて
・行方不明児童の生命と人権を守る対応について
・民間企業との人事交流について




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都知事選挙の候補者に「セクシュアル・マイノリティに関する政策アンケート」を実施!各候補の回答をチェック!

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 レインボー・アクションでは、今回の東京都知事選挙におきまして、立候補されている候補者のみなさまを対象として、「性的少数者(性的マイノリティ)に関するアンケート」を実施しました。

 アンケートは事務所住所などが公開されており、郵送が可能な候補者のみなさまに送付をさせていただきました。ご回答をいただきました内容については、届け出順にて公開しております。ご確認をいただければと想います。

 選挙運動等で大変お忙しい中、ご回答をいただきましたみなさまには改めて御礼と感謝を申し上げます。ありがとうございました。

レインボー・アクション 請願・陳情チーム




Ⅰ.東京都の設ける相談窓口について

 東京都にはDVやいじめ、交通事故や人権についてなど、さまざまな相談窓口がありますが、明示的に性的少数者(性的マイノリティ)を対象としたものはありません。この点についてご見解をお聞かせください。

① 性的少数者(性的マイノリティ)に関する、専門の相談窓口を設置すべきだ
② 専門の窓口を設置するのではなく、現状で受け付け可能な窓口を明示すべきだ
③ 相談窓口は必要だが、東京都ではなく、民間団体や市区町村が担うべきだ
④ 性的少数者(性的マイノリティ)に関する相談窓口は必要ない

*その他のご意見や補足等がございましたら、ご記入をお願いいたします


・宇都宮健児

② 専門の窓口を設置するのではなく、現状で受け付け可能な窓口を明示すべきだ

専門的な窓口についても検討する必要があると考えています。カミングアウトの心配なく行政サービスを利用できるようにすることはとても重要です。しかし、現状それぞれの所管により窓口が異なるので、まずはそれぞれの窓口の職員に対し研修を徹底し、そのことの周知につとめることから始めて参りたいと思っています。

・ドクター・中松

① 性的少数者(性的マイノリティ)に関する、専門の相談窓口を設置すべきだ

専門的知識を持った相談員が対応すべき。

・鈴木達夫

① 性的少数者(性的マイノリティ)に関する、専門の相談窓口を設置すべきだ

あらゆる差別は、民衆の“遅れた意識”によって生み出されるものではありません。「1%」の特権階級が「99%」を支配する構造の中で、その「99%」のなかに分断を持ち込んで支配の貫徹を図るために、差別が社会的・構造的に生み出されると考えています。
性的マイノリティのみなさんの相談受け入れについては、とりわけプライバシー保護の視点からも、格別の配慮が必要と考えます。そのあり方については、当事者の方々とていねいに議論を進めていきたいと考えます。

・根上隆

① 性的少数者(性的マイノリティ)に関する、専門の相談窓口を設置すべきだ

差別のある現代では行政の窓口が信用されない。当面は日弁連等人権団体が窓口をつくり、東京都の職員の偏見をとりのぞくべきだ。




Ⅱ.投票所における対応について

 前回の参議院選挙(2013年7月)では、都内の多くの自治体で、投票所の受付において、戸籍上の性別によって異なるスイッチ(ボタン)が押されることにより、投票用紙が発行されていました。スイッチ(ボタン)自体が覆い隠されていない場合も多く「(男女の)どちらの性別のスイッチ(ボタン)を押しているか」という状況が、投票所の他の係員にはもちろん、列に並んでいる人にまで見えてしまい、その人の戸籍上の性別が周囲の人にわかってしまうという状況になっていました。
 このことが、見た目の性別と戸籍上の性別が異なることを周囲に知られたくないという人や、他者に自身の性別を決定されたくないという人など、多くの人に大変な苦痛を感じさせ、中には投票を断念した人もいたことが報告されています。
 このような投票所における現状について、ご見解をお伺いします。

① 周囲に性別が知られないようにするなど、投票所における対応を改善する必要がある
② 問題はあるが、改善することは困難
③ 必要な手続きで、特に問題ではないため、改善する必要はない

*その他のご意見や補足等がございましたら、ご記入をお願いいたします


・宇都宮健児

① 周囲に性別が知られないようにするなど、投票所における対応を改善する必要がある

ご指摘を踏まえ、関係する機関と前向きに検討を進めていきたいと考えています。

・ドクター・中松

① 周囲に性別が知られないようにするなど、投票所における対応を改善する必要がある

投票所の受付で、戸籍上の性別をわざわざ周囲に見えるように設置する必要は全くない。

・鈴木達夫

① 周囲に性別が知られないようにするなど、投票所における対応を改善する必要がある

大切な視点を学ばせていただきました。Q1で回答したように向き合っていく考えです。

・根上隆

① 周囲に性別が知られないようにするなど、投票所における対応を改善する必要がある




Ⅲ.東京都の防災対策について

 東京都の防災対策において、性ホルモン剤やHIV/AIDSの治療薬を防災備蓄に追加すること、また、避難所等で、性別二元論に基づく男女別の取り扱いをしないことなど、性的少数者(性的マイノリティ)の視点を盛り込むことについて、ご見解をお伺いします。

① 特に検討する必要はない
② 民間団体で対応すべき内容だ
③ 都ではなく市区町村が検討すべき内容だ
④ 都の防災対策に位置づけて対応すべきだ

*その他のご意見や補足等がございましたら、ご記入をお願いいたします


・宇都宮健児

④ 都の防災対策に位置付けて対応すべきだ

都の所管の範囲も踏まえつつ、民間団体のみなさまや、基礎自治体との連携の上で改善を図る必要があると考えています。

・ドクター・中松
④ 都の防災対策に位置づけて対応すべきだ

避難所でさらに生きづらい、苦しい思いをするという災害時の二次的被害を防止する。

・鈴木達夫

④ 都の防災対策に位置づけて対応すべきだ

災害のような非常時においてこそ、差別の矛盾がより先鋭に噴き出します。非常事態だからこそ、日常にました配慮が求められると考えます。

・根上隆

④ 都の防災対策に位置づけて対応すべきだ




Ⅳ.東京都人権施策推進指針について

 東京都人権施策推進指針には、性的少数者(性的マイノリティ)に関連する記述が盛り込まれています。次のような内容です。

○ その他の人権問題
 性同一性障害のある人々などに対する偏見があり、嫌がらせや侮べつ的な言動、雇用面における制限や差別、性の区分を前提にした社会生活上の制約などの問題があります。また、近年、同性愛者をめぐって、さまざまな問題が提起されています。



 この点を踏まえ、内容について、また、指針の改定について、ご見解をお聞かせください。

1.性的少数者(性的マイノリティ)に関する記述について

① すでに十分であり、変える必要はない
② 十分とは言えないが、見直す必要はない
③ 不十分であるので、見直すべきだ
④ そもそも指針に盛り込む内容ではない

*その他のご意見や補足等がございましたら、ご記入をお願いいたします


・宇都宮健児

③ 不十分であるので、見直すべきだ

現行では性同一性障害のみなさまを中心とした記述となっています。これを、広くトランスジェンダー、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアルのみなさまそれぞれについて記載をする方向に改訂して参りたいと考えております

・ドクター・中松

③ 不十分であるので、見直すべきだ

「性同一性障害」として、障害の観点から見るという偏見の枠組みの解体が必要。数が少ないマイリティであるというだけ。人の特性として、捉えなおす。

・鈴木達夫

③ 不十分であるので、見直すべきだ

性的マイノリティへの差別は、けっして“遅れた意識”によって形づくられるわけではありません。労働者階級のなかに分断を持ち込む支配のありようがあり、その結果として、構造的に差別が生み出されていきます。差別は労働者の団結の形成と、その強化による闘いの前進で撤廃への道筋が開かれます。

・根上隆

③ 不十分であるので、見直すべきだ




2.指針の改定について(指針全体の改定としてご検討をお願いします)

① 特に改定する必要はない
② 改定せずとも、具体的な施策に取り組んでいけばよい
③ 部分的にでも改定を進めていくべきだ
④ 全面的に改定する必要がある

*その他のご意見や補足等がございましたら、ご記入をお願いいたします


・宇都宮健児

④ 全面的に改定する必要がある

課題についてより明示的かつ具体的に記載する必要があると考えています。例示なども交え、より実効的な行政の取組みが可能となる書きぶりになるよう、民間団体(当事者団体など)のみなさまと協議の場を設け、検討を進めたいと考えております。

・ドクター・中松

④ 全面的に改定する必要がある

あらゆる人の特性をそれそれ尊重しあう東京、さまざまな愛のかたちを認め合う東京をつくる。

・鈴木達夫

④ 全面的に改定する必要がある

Q-1で回答したとおりです。

・根上隆

③ 部分的にでも改定を進めていくべきだ




Ⅴ.性的少数者(性的マイノリティ)に関する施策について

今後の東京都における性的少数者(性的マイノリティ)に関する施策について、ご見解をお聞かせください。

① 現状で問題はなく、特に今後取り組んでいく予定はない
② 十分とは言えないが、他に優先すべき課題がある
③ あらゆる分野で取り組みを進めていきたい
④ 優先度の高い分野から取り組みを進めていきたい
(優先度が高いと思われる分野も合わせてお聞かせください)

*その他のご意見や補足等がございましたら、ご記入をお願いいたします


・宇都宮健児

④ 優先度の高い分野から取り組みを進めていきたい

特に教育、医療、福祉分野で取組みが必要だと考えております。
性的マイノリティに関する学校教育の必要性は、当事者の子どもやその周囲の方々の困難を考えれば、強調して、しすぎることはないと考えております。また、オリンピックを成功裏に進めるためにも、不可欠なことだと考えております。
HIVに関する点や、トランスジェンダーのみなさまに関わる医療サービスの整備がとても重要だと考えております。
また、高齢者福祉の観点はもちろん、複合的な困難を抱えて性的マイノリティのみなさまへの行政サービスなども必要であると考えております。

・ドクター・中松

③ あらゆる分野から取り組みを進めていきたい

・鈴木達夫

③ あらゆる分野から取り組みを進めていきたい

差別を被るマイノリティに関する施策は、結果的にすべての都民にとって有益な施策になる(施策を生み出す)と確信しています。

・根上隆

③ あらゆる分野から取り組みを進めていきたい




Ⅵ.その他(自由記入欄)

性的少数者(性的マイノリティ)をとりまく政策に関するお考えや、私どもの活動に関するご意見などございましたら、ご自由にご記入をお願いいたします。


・宇都宮健児

それぞれの行政分野の実務レベルにおいて、具体的にどのようなニーズがあるのかを調査し、実行すべき段階にきていると考えております。
ついては、当事者団体のみなさまには積極的に、当事者の立場からの政策提言をいただければと考えております。行政と民間団体がともに知恵を出し合い、よりよいサービスを創出できればと考えております。

・ドクター・中松

発明する人は世の中に少なくマイノリティですが、それは私のハンディキャップではありません。
発明のこころは愛、です。それぞれを尊重しあい、愛のかたちを認めあう東京をつくります。

・鈴木達夫

“上からの”行政的な措置に依存するのではなく、労働者の団結の基礎形態である労働組合を闘う労働組合に再生させることで大衆運動の軸とし、その運動と組織を支援する行政のあり方を模索していきたいと考えます。

・根上隆

私自身がまだ勉強不足である為、マイノリティ差別撤廃の内容について意見をのべられません。




なお、次の2候補の方からは、個別の質問に対してではなく、一括してご返信・ご回答をいただきましたので、それぞれご紹介をさせていただきます。

・舛添要一

個人の思想や信条は自由であり、公序良俗に反しない限り、人としての尊厳や人格が相互に尊重される社会を目指すべきであると考えます。頂きました個別の質問の内容については、知事就任後現在の対応状況を関係各所に確認させていただき、東京都としての対応を検討したいと思います。

・細川護熙

政策骨子を発表した政策方針において、「人々の違いを認識・尊重し、自助・共助・公助で、若者、女性、高齢者、障がい者、子どもたちが生き生きと暮らすまちづくりを率先します。」と述べております。
ご質問の諸点は、就任後に、皆様も意見も参考にしながら、検討し、判断してまいりたいと存じます。




 アンケートの結果は以上です。レインボー・アクションでは、これらの結果を、今後の活動の中で生かしていきたいと考えています。

レインボー・アクション 請願・陳情チーム




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rainbowaction.net@gmail.com

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