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レインボー・アクション2012年主な活動まとめ。地道に各チームやプロジェクトの活動を積み重ねた一年でした。2013年もどうぞよろしくお願いいたします。

レインボー・アクション2012年の主な活動報告

●1月5日(木)メディア対策チーム
『銀のさら』CM「dog篇」について、株式会社レストラン・エクスプレスに質問書を提出

●1月21日(土) 第5回主催イベント
『セクシュアル・マイノリティの移民・難民問題をともに考える』
■スピーカー:工藤晴子(移民・難民問題プロジェクトチーフ)、根来祐(移民・難民プロジェクトメンバー)
■司会:島田暁(代表)、パフスペースにて。


●1月21日(土)
第1回Xラウンジ開催パフスペースにて。
第1回Xラウンジ開催報告。「話されたこと」「今後の方針」

●2月1日(水)わたしたちが使える国内人権機関を!実行委員会
わたしたちが使える国内人権機関を!市民集会に参加

●2月2日(木)わたしたちが使える国内人権機関を!実行委員会
わたしたちが使える国内人権機関を!院内集会に参加

●2月2日(木)メディア対策チーム
朝日新聞『天声人語』2012年1月4日付の記述に質問状送付、担当者から回答。

●2月18日(土) 第6回主催イベント
『セクシュアル・マイノリティが、より働きやすい職場とは~ダイバーシティの切り口から考える~』パフスペースにて。

●2月24日(金)請願・陳情チーム
千代田区議会にて岩佐りょう子さんが「セクシャル・マイノリティ(性的少数者)について」議会質問。
昨年の人権週間に実施したアンケートをもとに、様々な議員さんにお会いする中で出来た御縁です。レインボー・アクションの請願・陳情チームの働きかけにより実現となりました。

●3月31日(土)Xラウンジ
第02回Xラウンジ開催 パフスペースにて。

●4月29日(日)
Xラウンジ、第1回東京レインボープライドパレードに参加


●5月4日(金) 第1回マイノリティ・ドキュメンタリー映画祭
メディア・アーカイブプロジェクトのこれから
チーフメンバーの小澤かおるさんより発表


●5月7日(月)メディア・アーカイブプロジェクト
メディア・アーカイブミーティング

●5月16日(水) IMADR-JC(反差別国際運動日本支部)との共催勉強会
『セクシュアル・マイノリティをとりまく課題と、国連の活用に関するワークショップ』
■講師:白根大輔(反差別国際運動(IMADR)ジュネーブ事務所駐在)
■発言者:島田暁(代表)、藤田裕喜(請願・陳情チーム チーフ)、工藤晴子(移民・難民問題を考えるプロジェクト チーフ)、小森恵(反差別国際運動日本委員会(IMADR-JC))、松本治一郎記念会館5階会議室にて。

●5月17日(木)わたしたちが使える国内人権機関を!
→前原民主党政調会長にロビイング

●5月18日(金)わたしたちが使える国内人権機関を!
→小川法務大臣にロビイング

●5月26日(土)カフェプロジェクト
第1回ゆるカフェ開催 パフスペースにて。
「セクシャルマイノリティ(性的少数者)」をキーワードにした集まりとして、土曜日の午後、穏やかな雰囲気の中で話しませんか?と呼びかけスタート。

●6月9日(日)メディア対策チーム
週刊新潮6月14日号に掲載された『「女友達」の家に押し掛け逮捕された21歳「おなべ看守」』の記述に関して質問状を送信し、返答をいただきました。

 ●6月16日(土)カフェプロジェクト
第1回かもカフェ開催 パフスペースにて。
「セクシャルマイノリティ(性的少数者)」をキーワードにした集まりとして、土曜日の午後、穏やかな雰囲気の中で話しませんか?と呼びかけスタート。セクシャルマイノリティ「かも」知れない、と悩んでいる人、「かも」知れないと思っている人、どちらでも構いませんと呼びかけ。

●7月21日(土)カフェプロジェクト
第2回ゆるカフェ開催 パフスペースにて。

●8月10日(金)移民・難民プロジェクト
『東日本入国管理センター被収容者支援キャンペーン2012』開始
 牛久入管に長期収容されているMtFのミッシェルさんが自殺未遂に追い込まれたことを契機に、品川、横浜、牛久入管での一斉面会にメンバーが分担して参加してキャンペーン開始。翌日の『Save The Pride』会場でも呼びかけた。


●8月11日(土)Xラウンジ
「緊急開催!Save The Pride』にXラウンジパーティ参加。

●8月11日(土)第7回主催イベント
『レインボー交流会 ~パレードの夜、各地の活動アピール&情報シェア!』
四谷地域センター集会室2

●8月18日(土)カフェプロジェクト
第2回かもカフェ開催 パフスペースにて。

●8月18日(土)Xラウンジ
第03回Xラウンジ開催 パフスペースにて。

●9月9日(日)第8回主催イベント(教育プロジェクト)
『セクシュアル・マイノリティと、いじめ問題~見えること、見えないこと』
■出演:IFMSA-Japan SCORA (国際医学生連盟日本 性と生殖・エイズに関する委員会)、早稲田大学公認学生団体Re:Bit、渡辺大輔さん(千葉大学 他 非常勤講師)
■司会:荻野悠飛(教育プロジェクト)、島田暁(代表)
■場所:四谷地域センター12階・和室AB
YouTube動画プレイリスト


●9月10日(月)わたしたちが使える国内人権機関を!実行委員会
【連続勉強会】具体的に考えよう~人権機関の役割とは~第1回「ホームレスと生活保護」
■スピーカー:稲葉剛さん(NPO法人自立生活サポートセンター・もやい代表理事)
■主催:人権政策制度研究会■共催:アムネスティ・インターナショナル日本、石原都知事の女性差別発言を許さず、公人による性差別をなくす会、選択議定書と国内人権機関を実現する共同行動、レインボー・アクション
■場所:大阪経済法科大学麻布台セミナーハウス4階中研修室
YouTube動画プレイリスト


●9月17日(祝)第9回主催イベント
『地域で、生活に根ざした視点でさらに出来ること。 ~レインボープライド愛媛の活動をエディさんに聞く・2~』
■ゲスト:エディさん(レインボープライド愛媛)■聞き手:藤田裕喜(請願・陳情チーム)、島田暁(代表)
■場所:パフスペース
YouTube動画プレイリスト


●9月21日(金)請願・陳情チーム
品川区議会にてあべ祐美子議員が「性的マイノリティについて」議会質問。
 区民向けの相談窓口を明示すること、担当者が性的少数者の相談も受けられるよう研修すること、学校教職員への研修で取り上げ、児童生徒向けのいじめ相談のチラシへの明記、地域防災計画やDV対策に盛り込む等。また、人権週間での性的少数者への偏見をなくしていくための啓発活動など、どれも大きな予算を必要とするものではなく、品川区として今後さまざまな分野において性的少数者への配慮を進めていく考えはあるかを、あべ祐美子議員は質問されました。答弁は、概ね前向きでした。請願・陳情チームの働きかけにより実現しました。

●9月22日(土)カフェプロジェクト
第3回ゆるカフェ開催 四谷地域センター和室にて。

●10月第一週 移民・難民問題を考えるプロジェクト
面会を続けていたMtFのミッシェルさんが仮放免に!

●10月12日(金)移民・難民問題を考えるプロジェクト
生活協同組合パルシステム東京の市民活動助成基金の助成対象に選出。


●10月15日(月)第10回主催イベント
中国のセクシュアルマイノリティ事情を知る!『わたしたちの物語~北京クィア映画祭と十年間の「ゲリラ戦」』上映&トーク
■ゲスト:杨洋(Yang Yang)さん(北京クィア映画祭)■聞き手:中川あゆみさん(ドキュメンタリー映画監督)、島田暁(代表)
■場所:パフスペース

●10月20日(土)カフェプロジェクト
第3回かもカフェ開催 パフスペースにて。

●10月20日(土)Xラウンジ
第04回Xラウンジ「セクシュアルマイノリティ目線でauの『女子割・男子割』について話そう」開催 パフスペースにて。

●11月11日(日)北区男女共同参画センター「スペースゆう」パートナーシップ事業:市井に生きるセクシュアル・マイノリティの現在(いま)~多様な生き方と誰もが生活しやすい地域と社会について考える
第1回『多様な性を理解する~セクシュアル・マイノリティ 入門講座』
■講師:大塚健祐、島田暁、ハマカワアツキ、藤田裕喜ほか■会場:北区男女共同参画センター「スペースゆう」

●11月20日(火)
IMADR主催 「日本におけるヘイトスピーチ 私たちはどう立ち向かうか」東京集会に参加。
YouTube動画


●11月24日(土)カフェプロジェクト
第4回ゆるカフェ開催 パフスペースにて。

●11月25日(日)北区男女共同参画センター「スペースゆう」パートナーシップ事業:市井に生きるセクシュアル・マイノリティの現在(いま) ~多様な生き方と誰もが生活しやすい地域と社会について考える
第2回『セクシュアル・マイノリティが語る、子育て奮闘記』
■講師:オノさん(にじいろかぞく)■聞き手:島田暁(代表)■会場:北区男女共同参画センター「スペースゆう」

●12月5日(月)
東京都総務局人権部発行『みんなの人権』にて、性的マイノリティの記述大幅増加。

●12月初旬 アンケートチーム
衆議院議員選挙での各党、選抜選挙区の候補者宛てにセクシュアルマイノリティ関連施策に関するアンケート送付。
来年以降の請願・陳情チームの活動に活用します。

●12月15日(土)カフェプロジェクト
第4回かもカフェ開催 パフスペースにて。

●12月15日(土)Xラウンジ
第05回Xラウンジ開催 パフスペースにて。

●12月20日(木)わたしたちが使える国内人権機関を!実行委員会
具体的に考えよう~人権機関の役割とは~ 第2回『セクシュアル・マイノリティと人権』
■講師:大塚健祐、島田暁、ハマカワアツキ、藤田裕喜ほか
■共催:アムネスティ・インターナショナル日本、石原都知事の女性差別発言を許さず、公人による性差別をなくす会、選択議定書と国内人権機関を実現する共同行動、レインボー・アクション
■会場:大阪経済法科大学麻布台セミナーハウス4階中研修室



地道に各プロジェクトやチームの活動を積み重ねた一年でした。


 2011年4月に活動を開始し、2年目に入ったレインボー・アクション。

 2011年は石原都知事の同性愛者差別発言抗議活動の流れを引き継いだ大規模イベントやデモ、東日本大震災の発生を受けた「震災とジェンダー/セクシュアリティの問題を考える」活動を主に行いましたが、2012年はプロジェクトやチームの活動を具体的に立ち上げ、地道に軌道に乗せることを基本方針に活動してきました。

 今年、活動を開始したレインボー・アクションのプロジェクトは、Xラウンジ、カフェプロジェクト、ダイバーシティ実現プロジェクト、教育プロジェクト、メディア・アーカイブプロジェクト、国際人権基準の達成プロジェクトなど。また、昨年から引き続き請願・陳情チーム、メディア対策チーム、移民・難民問題を考えるプロジェクトの活動が活発に続けられています。

 また、団体外の方々との連携活動としては「わたしたちが使える国内人権機関を!」の実行委員会に有志が参加して市民集会や議員会館での院内集会、ロビイング、勉強会を開催。また、請願・陳情チームでは昨年の人権週間に実施した都議会議員アンケートに回答をくださった方々との面会を重ねたことが縁となり、3月に千代田区議会の岩佐りょう子さん、9月に品川区議会のあべ祐美子さんに、性的マイノリティに関する質問をしていただくことに繋がりました。また、東京都北区男女共同参画センター「スペースゆう」のパートナーシップ事業の実施団体に選出され、11月に市民講座を2回開催しました。

 移民・難民問題を考えるプロジェクトでは、夏頃にMtFの方が自殺未遂を繰り返したことを受け緊急救済キャンペーンを実施。10月に牛久入管から仮放免となる際にも立ち会い、今後のサポートにも取り組んでまいります。また、同プロジェクトは生活協同組合パルシステム東京の市民活動助成基金の助成対象に選出され、来年前半にも新たなキャンペーンを行う予定となっています。

 12月には東京都が人権週間に合わせて改訂した『みんなの人権』の冊子において、セクシュアルマイノリティに関する記述が大幅にアップするなど、請願・陳情チームの面会活動が結果として実り、石原都知事の同性愛者差別発言を受けたあとの、東京都からの初めての具体的な対応を引き出すことに繋がりました。今後も粘り強く、市区町村レベル、都道府県レベル、国政レベルにおいて「セクシュアルマイノリティの社会的可視化」につなげるための具体的な行動を積み重ねていくことになります。

 2012年は皆さま本当にお世話になりました。具体的な活動に動かれた方々、本当におつかれさまでした。少しずつですが着実に成果が出始めていることをさらに活かしながら、2013年以降も10年、20年の息の長いスパンで活動に取り組んでまいります。引き続きのご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。



レインボー・アクションは、「市井に生きるセクシュアル・マイノリティと友人たちの生活感覚と存在を、社会的に可視化して行く目的」で活動しています。
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レインボー・アクションの活動はカンパで運営しています。上記の活動を続けるには、ミーティングやイベント開催のための会場使用料、事務経費、郵送料、交通費、デモや街頭アクション開催のための車両レンタル代、横断幕制作費などの出費が見込まれます。今後も活発に活動を続けるためにも、ご支援・ご協力をお願いいたします。

テーマ : ニュース
ジャンル : ニュース

第4回「かもカフェ」を開催しました

 12月15日(土)、パフスペースにて第4回かもカフェが開催されました。参加人数は主催者側を含め、17名でした。

 「かもカフェ」は基本的にそこにいらした人の属性やそこで話された内容は外部には公表しません。集まる人たちはもちろん一人一人違う人たちであり、全く同じ考えの人はいないはずです。「かもカフェ」はどんな人の考えでも尊重し会える場でありたいと思っています。「世の中でこんな考えを持っているのは自分一人ではないだろうか」と悩んでいる人がいらっしゃいましたら是非一度「かもカフェ」に参加してみませんか。

雨の中、参加して下さったみなさん、有難うございました。

文責:カフェプロジェクトチーフ Kuramoto (Ron) Chieko



レインボー・アクションは、「市井に生きるセクシュアル・マイノリティと友人たちの生活感覚と存在を、社会的に可視化して行く目的」で活動しています。
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テーマ : 衆議院選挙
ジャンル : 政治・経済

【本日は投票日】投票所における「性別確認」が各選対の裁量で行われている実態調査中。プライバシーの可能な範囲で #ra_tohyo を付けご報告ください

 本日は投票日となっておりますが、レインボー・アクション請願・陳情チームより皆様にお願いがあります。

 投票所における「性別確認」が各選対の裁量で行われており、トランスジェンダーや性同一性障害当事者にとって、戸籍上の性別が本人の意志に関係なく衆目に開示される可能性が高い状況にあります。実際に問題のある事例が多数起きており、そうした事態を恐れて投票所に行くことを敬遠しかねないとの声も複数Twitter上であがってきております。

 そこでレインボー・アクション請願・陳情チームでは実態を把握し、選挙後に、投票所における性別確認作業の見直しに向けた働きかけを行っていこうと思います。つきましては、現在Twitterで下記のようにキャンペーンを行っておりますので、可能な範囲でのご協力をお願いいたします。

★期日前投票についての情報もお寄せください。

★各選挙管理委員会に理由を尋ねることも可能ですし、「問い合わせがあった事実」が事後に討議される可能性も出てくるかと思います。そのご報告もいただけますと今後の参考にできます。どうぞよろしくお願いいたします。

↓ 拡散推奨ツイート


【お願い】投票所の受付で性別確認が行われ、問題がありそうな事例の報告が多発しています。皆さんの投票所ではどのように行われているか #ra_tohyo を付け、可能ならば選挙区名入りでご報告下さい。選挙区明記については可能な範囲で。または当団体メールでも報告受付中(ブログ左上参照)
https://twitter.com/Rainbow_Action/status/280172293550915584

レインボー・アクション請願・陳情チームでは、投票所の受付で性別確認が行われている件について、改善に向けた働きかけを今後行います。 #ra_tohyo を付け、可能ならば選挙区名入りで現状をご報告下さい。選挙区明記については可能な範囲で。または当団体メールでも受付(ブログ左上参照)

https://twitter.com/Rainbow_Action/status/280173334824615936

★Twitterでの報告状況については、下記のリンクからリアルタイムでご確認いただけます。
https://twitter.com/search?q=%23ra_tohyo&src=hash

★Facebookでも報告を募集しています。
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★メールでのご報告も受付中です。
rainbowaction.net@gmail.com

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『ホームレスと生活保護』1●生活保護とは?(寺中誠さん)●ホームレスになる「前の過程」に様々な人権侵害がありホームレスに(もやい代表・稲葉剛さん)



 レインボー・アクションでは、マイノリティや社会的弱者の当事者の実際的な救済につながるような「国内人権機関」の設置を求めるNGOの集まり=「わたしたちが使える国内人権機関を!」に参加しています。

 今年の2月には市民集会と院内集会を開催、その他ロビイング活動などを行ってきましたが、現行の日本の行政がペナルティを課すことが出来ない「石原都知事の同性愛者差別発言」など公人による差別発言やヘイトスピーチに何らかの制裁を課すことができたり、セクシュアルマイノリティをはじめとする社会的弱者の人権侵害状況を改善できるようにするため、こうした活動に賛同するNGOと連携しながら国内人権機関の必要性について考え、要望書を法務大臣に提出するなどの働きかけを行ってきました。

「わたしたちが求める国内人権機関についての要望」への賛同のお願い

 さてその実行委員会では9月10日に、勉強会「ホームレスと生活保護」を開催しました。生活保護とは、どのような法的位置づけにあるのか。路上生活者の人権状況は?といったテーマに絞り、法律に関する専門家や現場の活動家からお話を伺いました。

 セクシュアル・マイノリティに関する社会的課題を考える際にも「格差問題」「貧困問題」「ホームレスの方々の人権問題」「生活保護制度」は密接しています。この勉強会では、そういったことについての言及もありましたので、ぜひご覧ください。

 ゲストは、稲葉剛さん(NPO法人自立生活サポートセンター・もやい代表理事)。まず、寺中誠氏(選択議定書と国内人権機関を実現する共同行動/元アムネスティ・インターナショナル日本支部総長)によって、生活保護が法的にどのような位置づけにあるのかが語られ、稲葉さんからは路上生活者の人権状況についてのお話がありました。3回ほどの記事に分割してご紹介しますが、既に動画は全てYouTubeにアップしてあります。こちらから順番に再生することもできます。


ホームレスと生活保護1●生活保護とは、どういう制度なのか?


ホームレスと生活保護2●路上生活者の人権状況。稲葉剛さん(もやい代表)


ホームレスと生活保護 PLAYLIST

稲葉剛さんの言及しているDVD『貧困と公共性』は、こちらのWebショップから購入可能です。(ビデオアクトWebショップ)

★稲葉剛さんの言及している映画『渋谷ブランニューデイズ』
公式サイトはこちら。
12月16日(日)にUPLINKで上映があります。

★12月20日(木)には第2回勉強会『セクシュアルマイノリティと人権』が開催されます。ぜひご参加ください。
【連続勉強会】具体的に考えよう~人権機関の役割とは~ 第2回「セクシュアル・マイノリティと人権」12/20(木)開催●レインボー・アクションのメンバー出演



イベント概要

【連続勉強会】具体的に考えよう~人権機関の役割とは~
第1回「ホームレスと生活保護」

 昨今、あるタレントの事件を引き金に集中的な生活保護叩きが起こりました。そうした中、公園で寝起きするホームレスの人々の追い出しがますます加速しています。

 経済的に貧しく、人とのつながりにおいても孤立しているホームレスの人びとの生活と人権はどう守られるべきなのか。それはホームレスの人びとだけの問題ではありません。実際に問題に取り組まれている「NPO法人自立生活センターもやい」の代表理事・稲葉剛さんをお迎えし、ホームレスの人びとを取り巻く問題に国内人権機関はどう対処することができるのか。役に立つ国内人権機関とは?を考えます。

■日時;2012年9月10日(月)18時半~20時半(18時受付開始)
■場所:大阪経済法科大学麻布台セミナーハウス4階中研修室
http://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/access.html
■資料代:500円
■スピーカー:稲葉剛さん(NPO法人自立生活サポートセンター・もやい代表理事
■主催:人権政策制度研究会
■共催:
アムネスティ・インターナショナル日本
石原都知事の女性差別発言を許さず、公人による性差別をなくす会
選択議定書と国内人権機関を実現する共同行動
レインボー・アクション

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「第05回Xラウンジ」を12月15日(土)16時から開催

 レインボー・アクションXラウンジは、偶数月の第3土曜日に交流会「Xラウンジ」を開催しています。

 第05回Xラウンジは、集まったみなさんとセクシュアリティ(性自認、性的指向、社会的性別など)について話そうと思います。

第05回は、12月15日(土)の16時~18時に行います。場所は、パフスペースです。
住所:東京都新宿区馬場下町18 フェニックスビル3F
最寄り駅:東京メトロ東西線早稲田駅。馬場下町交差点を文学部の方向(左)に曲がり3軒目のビルの3階(1階はDoCoMoショップ、2階は喫茶店)

Xラウンジは、
・自分のことを男と女の中間だと思っている人
・自分のことを男とも女とも思っている人
・自分は男とも女とも男女の中間または両方ともない思っていない人
・自分には性別がないと思っている人
・自分の性別が何か分からない人
・自分の体が男なのか女なのかはっきりしていない人
・そういった人たちと交流して様々なセクシュアリティについて知りたい、学びたい人たち
で集まり、活動しています。

 参加を希望される方の性別、身体の性別、恋愛対象、恋愛をするかしないか、見た目の性別や公的な書類上の性別などは問いません。どなたでも参加していただけます。
参加費は、300円です。同日開催の第4回「かもカフェ」も参加の方は200円です。

ぜひ、参加してください。

お問い合わせはこちらまでお願いします。
rainbowaction.xlounge@gmail.com

レインボー・アクション Xラウンジ
ハマカワアツキ



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東京都総務局人権部発行『みんなの人権』にて、性的マイノリティの記述が大幅に増えました。昨年の人権週間に実施した都議会議員アンケートを受け、レインボー・アクションが議員さんに働きかけたことで実現しました。



 東京都の総務局人権部人権施策推進課が都民向けに無料で配布している『みんなの人権』という冊子が有り、これまでの性的マイノリティに関する記述は、特に「性的指向」に関しては、こちらのページに掲載されている程度の非常に少ないものでした。

 そこでレインボー・アクションでは昨年の人権週間に、東京都議会議員に『性的マイノリティと人権』に関するアンケートを行い、回答を寄せてくださった議員さん達との面談を重ね、関係づくりを促進し、議会質問で「性的マイノリティと人権」について取り上げてくださる事に実際につながったりしてきました。そしてその折に、パンフレットでの記述を増やすことなども要望してきました。

 その結果、パンフレットの記述に関しても都議会で取り上げてくださる議員さんがおり、担当者との連携が取れ、このたび「性的マイノリティ」に関する記述を、上記のように2ページにわたるスペースを割くほど大幅に増やすことが実現いたしました。

 記述には、より具体性が増しましたし、分量としてはこれまでの倍のスペースと行数を確保できたことになります。たとえば、今回新たに下記のような記述が加わりました。

●性的マイノリティといわれる人たちには、無理解や偏見、好奇の目でみられるといった問題があります。「自殺したい」という思いに至る割合や自殺未遂率が高いという指摘もあります。しかし、最近では、性の多様性を認め、偏見や嫌がらせ、雇用における制限や差別などの社会生活上の制約を解消していこうという観点から、問題提起と制度の整備が行われています。


 また、性的指向については下記のようにWHO関連の記述が加わっています。

●性的指向については、決まった答えはなく、多様なあり方を理解することが大切です。世界保健機関(WHO)は、平成2(1990)年、「国際疾病分類」において、それまで治療の対象とされていた同性愛を記載から外し、わが国も平成6(1994)年にこれを公式基準として採用しました。世界には、同性愛同士の結婚を合法としている国もあります。

 レインボー・アクションでは今回の記述の大幅増加を受け、せっかく出来た担当者との関係作りをさらに推進するため、今後さらなる内容の充実と、現在の記述方法における問題点等の精査を検討していただけるように働きかけるとともに、今後、性的マイノリティに関する様々な要望を公的に行う際の後ろ盾としても、この啓発パンフレットにおける記載量の多さを活用して行こうと思っています。行政機関との関係性作りには段階を踏むことが大切。まずは今回の記載量の増加を一つの達成とし、今後に向けて歩みを進めたいと思います。

 2010年12月の石原都知事の同性愛者差別発言を受けて活動を開始した「石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する有志の会」を経て、レインボー・アクションへと活動を継続してきたことの一つの成果が、こうして目に見える形で出たことになりました。

 引き続き、さらに各分野における働きかけを活発に進めてまいりますので、今後ともご支援、ご協力よろしくお願いいたします。

レインボー・アクション活動紹介2012:島田暁・藤田裕喜




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レインボー・アクションの活動はカンパで運営しています。上記の活動を続けるには、ミーティングやイベント開催のための会場使用料、事務経費、郵送料、交通費、デモや街頭アクション開催のための車両レンタル代、横断幕制作費などの出費が見込まれます。今後も活発に活動を続けるためにも、ご支援・ご協力をお願いいたします。

テーマ : 気になるニュース
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石原都知事の同性愛者差別発言から今日で2年。問題化できない社会はその後、変わったでしょうか?



 今日は12月3日。石原都知事が2010年に都庁で同性愛者に対する差別発言の第一弾を行ってからちょうど2年が経過しました。公人があのような発言を公的な場でメディアの前で堂々と行ってもペナルティが課されない社会のありようは、相変わらずのままです。しかも、法務省が主導し東京都も主催している「人権週間」の啓発強調事項に「性的指向を理由とする差別をなくそう」「性同一性障害を理由とする差別をなくそう」と明記されているにもかかわらず行われた発言という事実は、より深刻に受け止めるべき事態であったと思います。

 レインボー・アクションでは、そうした社会の構造を変えるべく引き続き粘り強く、「市井に生きるセクシュアルマイノリティとその友人たちの生活感覚と存在を、社会的に可視化していく目的」で活動て行きます。ご支援とご協力、よろしくお願いいたします。

現行のレインボー・アクションの活動体制はこちらをご参照ください。

 さて、レインボー・アクションでは11月20日(火)に、反差別国際運動(IMADR)の主催で開催された「日本におけるヘイトスピーチ 私たちはどう立ち向かうか」というイベントに参加し、石原都知事の同性愛者差別発言の詳細、そして、「抗議する有志の会」の発足から現在の「レインボー・アクション」の活動に至る経過を報告しました。請願・陳情チームチーフの藤田裕喜と代表の島田暁が発言した様子を動画でご覧ください。

レインボー・アクション活動紹介2012:島田暁・藤田裕喜


★石原都知事の同性愛者差別発言の詳細については、以下の「抗議する有志の会」時代のブログ記事をご覧ください。
石原都知事こそ「考えよう 相手の気持ち 育てよう 思いやりの心」(2010/12/23)
石原都知事の発言経緯
広がる波紋。メディア報道や当事者的スタンスからの動き

★集会やデモの動画はこちらです。
『石原都知事の同性愛者差別発言を受けて』(2010/12/13)
『石原都知事の同性愛者差別発言、なにが問題か?』(2011/01/14)
『差別発言に「NO」と言える日本を! 石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する』(2011/04/16)

★次回イベントでも石原都知事の同性愛者差別発言問題を考えます。
【連続勉強会】具体的に考えよう~人権機関の役割とは~ 第2回「セクシュアル・マイノリティと人権」12/20(木)開催●レインボー・アクションのメンバー出演




イベント概要

集会「日本におけるヘイトスピーチ 私たちはどう立ち向かうか」

 日本では、部落、アイヌ民族、在日コリアン、移住者、琉球・沖縄の人びとなど、マイノリティ集団に対する憎悪発言(ヘイトスピーチ)や差別的発言が多発していますが、そのような発言を規制、禁止、あるいは処罰する法律は存在しません。

 8月28日、国連の人種差別撤廃委員会(CERD)は人種主義的なヘイトスピーチに関するテーマ別討論を開催しました。この問題は世界各地で起きており、国際的にも重大な問題として認識されています。

 日本でもヘイトスピーチの問題はますます顕著になり、深刻さを増しています。国際的な議論や各国におけるヘイトスピーチの対策から学ぶ必要性を認識し、人種差別撤廃NGOネットワークは日本におけるヘイトスピーチの問題について考える集会を東京および大阪で開催いたします。

 日本における事例を報告しながら、日本政府および国際社会に対する働きかけを考えていく機会とします。奮ってご参加ください。東京集会、大阪集会ともに、事前申し込みは不要です。直接会場へお越しください。

◆東京集会(レインボー・アクション参加)
日時:11月20日(火)午後6時30分より8時30分
場所:松本治一郎記念会館5階会議室(東京都中央区入船-1-7-1)
地下鉄日比谷線、JR京葉線・八丁堀駅 A2出口より徒歩3分、
地下鉄有楽町線・新富町駅 5番、7番出口より徒歩7分

プログラム
・現場からの報告:朝鮮学校への憎悪発言、公人による発言、他
・日本におけるヘイトスピーチ 現状と分析 前田朗さん(東京造形大学教授)
・国連でどのようなことが議論されたのか 白根大輔 (IMADRジュネーブ事務所国際アドボカシーコーディネーター)
・質疑応答
・政府、国際社会へのアピール提案(大阪へつなぐ)と議論

主催:人種差別撤廃NGOネットワーク(ERDネット)、反差別国際運動日本委員会(IMADR-JC)

問合せ:IMADR-JC 03-6280-3101
参加費:300円



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