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アドボカシーカフェ『セクシャル・マイノリティのことを知り 誰もが生きやすい社会を目指して』報告記事が公開されました。

 3月23日(祝)に、ソーシャル・ジャスティス基金レインボープライド愛媛の共催で開催され、レインボープライド愛媛のエディさん、レインボー・アクション代表の島田暁、中野区議会議員の石坂わたるさんが出演したアドボカシーカフェ『セクシャル・マイノリティのことを知り 誰もが生きやすい社会を目指して ~地域社会から、性的な多様性を認め合う未来を実現していくには~』。

 主催者側からの報告記事と動画がアップされましたので、ご紹介させていただきます。

ソーシャル・ジャスティス基金
2013年3月29日 2012年度 アドボカシーカフェ報告

20130323アドカフェ


 当日は、セクシュアルマイノリティの当事者、非当事者がバランスよく同席する中、発表者の発言をきっかけにして3回にわたるテーブルごとのディスカッションが行われ、忌憚のない意見が交わされていました。参加者全員で作り上げるイベント形式の面白さを感じました。お越しくださって一緒に考えてくださった皆様、主催の両団体の皆様、石坂わたるさん、本当にありがとうございました。(島田 暁)



レインボー・アクションは、「市井に生きるセクシュアル・マイノリティと友人たちの生活感覚と存在を、社会的に可視化して行く目的」で活動しています。
公式サイト
http://www.rainbowaction.net/
Twitter
https://twitter.com/#!/Rainbow_Action
Facebook
http://www.facebook.com/RainbowAction

レインボー・アクションの活動はカンパで運営しています。上記の活動を続けるには、ミーティングやイベント開催のための会場使用料、事務経費、郵送料、交通費、デモや街頭アクション開催のための車両レンタル代、横断幕制作費などの出費が見込まれます。今後も活発に活動を続けるためにも、ご支援・ご協力をお願いいたします。

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【カフェプロジェクトからのお知らせ】4月からゆるカフェ、かもカフェの開催場所と開催日時が変わります

 レインボー・アクション、カフェプロジェクトが毎月開催しています、ゆるカフェとかもカフェですが、4月からの開催場所をこれまでのパフ・スペースから基本的に新宿区四谷地域センターに変更することにしました。また開催日も第3土曜日から第1日曜日に変更します(ただし4月は第3日曜日になります)。また開催時間も13時開始から13時半開始になります(終了時間は15時半)。
 ただし、年に数回はパフ・スペースでも開催する予定です。その場合の開催週は第1土曜日になります(現在のところ6月を予定しています)。

 5月には2年目を迎えますカフェプロジェクトですが、この1年間、たくさんの人においでいただいてさまざまなお話を聞くことができました。これもひとえにいらしてくださった人たちのおかげであると思います。どうも有難うございました。これからも変わらずゆるカフェ、かもカフェをよろしくお願いします。また「行きたいけど勇気が出なくていけない」人がいらっしゃいましたら、今はゆっくり時を過ごされて下さい。いつかはお目にかかれるのを楽しみにしています。

文責:カフェプロジェクトチーフ Kuramoto (Ron) Chieko



レインボー・アクションは、「市井に生きるセクシュアル・マイノリティと友人たちの生活感覚と存在を、社会的に可視化して行く目的」で活動しています。
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『セクシュアル・マイノリティと入国管理収容施設における問題 ~レインボー・アクション移民・難民問題を考えるプロジェクト活動報告2013』

 レインボー・アクション移民・難民問題を考えるプロジェクトでは、2011年夏より茨城県牛久市にある、東日本入国管理センターを中心に、面会活動を行ってきました。

 トランスジェンダーの被収容者の方々の経験を知る機会を得て、ジェンダーやセクシュアリティのあり方が規範的ではないことによって生じる出入国管理に関する手続き上での問題や、収容の困難について、認識するに至りました。

 今回のイベントでは、収容をめぐる問題について、セクシュアル・マイノリティの被収容者の現状から考えていきたいと思います。当プロジェクトのこれまでの活動報告を行ったうえで、長期収容を経験されたトランスジェンダー当事者ならびに、性同一性障害に関する医療の第一人者として知られる針間克己さんから、コメントを頂く予定です。

*本イベントはパルシステム東京市民活動助成基金の助成を受けて実施されます。

レインボー・アクション第11回主催イベント
『セクシュアル・マイノリティと入国管理収容施設における問題 ~レインボー・アクション移民・難民問題を考えるプロジェクト活動報告2013』

■日時:2012年3月20日(祝)14時~16時
■会場:四谷地域センター 集会室B
■ゲスト:
・針間克己さん(はりまメンタルクリニック、日本性科学会幹事長、GID学会理事)、
・Mさん(予定・被収容経験のあるトランスジェンダー当事者)
■活動報告:
・工藤晴子(レインボー・アクション 移民・難民問題を考えるプロジェクト チーフ)
■司会:
・根来祐(映像作家、レインボー・アクション移民・難民問題を考えるプロジェクト)
■参加費:無料
■主催:レインボー・アクション

収容の問題とは―

 日本政府はその時々の社会・経済情勢によって、特定の分野の労働力として外国人を受け入れる政策を取ったり、また、入国を制限したりしています。そうした過程のなかで、日本に入国した方々の多くは、周囲の人々との関係性を築いて生活をし、日本社会に根を下ろしてきました。

 しかし、そうした事実とは無関係に、在留資格の更新・変更が認められなかった、手続きができなかったなど、様々な事情によって入管法違反となり、入管収容施設へ恣意的に収容されてしまうことがあります。明確な規定が無く無期限に続く収容は、移動の自由などの基本的人権を著しく侵害します。

 医療や通信へのアクセスが制限され、多くの被収容者は心身の健康を害しています。被収容者は、出身国へ送り返される恐れ、日本にいる友人や家族と引き離される不安を抱えながら、非人道的な環境に置かれています。トランス・ジェンダーの被収容者について言えば、例えば女性としてのアイデンティティを自ら主張しているにもかかわらず、男性用の施設に収容されるなど、尊厳を傷つけられるような取り扱いを受けていることもあります。



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第6回ゆるカフェを開催しました

  3月16日(土)にパフスペースにて、第6回ゆるカフェが開催されました。

 参加人数は主催者側を含め24名、レズビアン、ゲイ、MtF、MtX、FtX、FtM、中性、自分はどういう存在かまだ分からない人など、さまざまなセクシュアリティや性自認、ライフスタイルの方々が参加されました。中には学校で生徒がセクシャルマイノリティのようだがどう対応していいか分からないので来てみた、と言われた人もいました。

 今回は主に「服装は性自認を表わしているのか」と「カミングアウト」について話しました。カミングアウトして自由になった、と言われる人もいる反面、カミングアウトして何一ついいことがなかった、と言われる人もいらっしゃいました。

 カミングアウトは難しい問題だと思います。基本「やれる人がやりたいときにすればいい」と思いますが、やりたいときにやってそれが受け入れられるかはやってみなければ分かりません。一般的にはカミングアウトしても受け入れられる社会を作ることが必要とされていますが、究極的にはカミングアウトなんかしなくても済む社会になればいいなあと話をしていてそう思いました。

 最後に今回参加して下さったみなさん、どうも有難うございました。

文責:カフェプロジェクトチーフ Kuramoto (Ron) Chieko




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アドボカシー・カフェ『セクシャル・マイノリティのことを知り 誰もが生きやすい社会を目指して ~地域社会から、性的な多様性を認め合う未来を実現していくには~』

 ソーシャルジャスティス基金と、レインボープライド愛媛が主催する「アドボカシー・カフェ」に、レインボー・アクションから島田暁が出演しますので、ご案内いたします。

 参加は申し込み制となり、出演者の発表のあと、グループディスカッションを行うワークショップ形式のイベントとなります。参加ご希望の方は、お早めにお申し込みください。

<以下、ソーシャルジャスティス基金告知ページからの転送です。転送大歓迎>




セクシャル・マイノリティのことを知り 誰もが生きやすい社会を目指して ~地域社会から、性的な多様性を認め合う未来を実現していくには~

 LGBTという言葉をご存じでしょうか。これは女性同性愛者(Lesbian)、男性同性愛者( Gay)、両性愛者( Bisexual)、性別の違和感を持つ人(Transgender)の頭文字です。アメリカのオバマ大統領が、第2期就任式でLGBTを人権上の問題だと平等を進めるメッセージを述べたニュースをご覧になった方もいるかもしれません。

 一方で日本では、セクシャル・マイノリティの方々に対する差別はまだ根強いものがあります。地域社会の中で、あたりまえの生活をしている実態のある存在だと想像していないような発言をする方も、残念ながら少なくありません。日本でのLGBTは人口の 5.2%もいると言われています。このように決して他人事ではない中で、これほどの人が隠れないと生きていけない社会は、何かが間違っているのではないでしょうか。

 今回の企画では、セクシャル・マイノリティが現実にぶつかる様々な壁を超えるための努力をなさっている 3 人の方をゲストに、6 人程のグループで参加者も含めた幅広い議論をしていきます。正直な姿で生きることが難しいということは、社会的な関係も持ちにくいということです。当事者の努力だけでは解決が難しい課題を社会や個人はどんな工夫で解決できるのか。「多様性を認めあう誰もが生きやすい地域社会」を創るアドボカシーカフェに、ぜひご参加ください。

*この活動はSJFの 2012年度助成事業です

■ ゲスト:
エディさん(レインボープライド愛媛代表)
島田暁さん(レインボー・アクション代表、映像作家)
石坂わたるさん(中野区議会議員)

■日時:3月23日(土)14:00~17:00(13:45 開場)
■場所:早稲田奉仕園 大会議室6ABC
 新宿区西早稲田 2-3-1(東西線・早稲田駅5分)
 http://www.hoshien.or.jp/map/map.html

■資料代:1000円(学生500円)

■主催:ソーシャル・ジャスティス基金、レインボープライド愛媛

■お申込:
http://socialjustice.jp/20130323.html
メール:info@socialjustice.jp
電話:03-5941-7948
FAX:03-3200-9250

ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)
http://socialjustice.jp/
〒160-0021  新宿区歌舞伎町 2-19-13 ASK ビル 501

チラシPDFはこちら



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第6回「ゆるカフェ」を開催します

  3月16日(土)に第6回「ゆるカフェ」を開催します。土曜日の午後、穏やかな雰囲気の中で話しませんか?今回は開催週がいつもと違いますのでご注意ください。

【ゆるカフェって何?】
 「ゆるカフェ」は「セクシャルマイノリティ(性的少数者)」をキーワードにした集まりです。

開催日時:3月16日(土) 13時から15時まで
開催場所:東京・早稲田「パフ・スペース」
参加費:300円(基本的にはお茶とお菓子代ですが、残金が出た場合はレインボー・アクションの今後の活動費とさせていただきます)
※予約の必要はありません。当日そのままおいでください。

 「セクシャルマイノリティだと自覚している人」「普段はセクシャルマイノリティとしてカミングアウトはしていないけれど、自分を隠さずにいられる場所に行きたい人」「セクシャルマイノリティで他のセクシャルマイノリティと知り合いになりたい人」

 「セクシャルマイノリティではないけれど、セクシャルマイノリティと知り合いになりたい人」「セクシャルマイノリティの知り合いはいるけれど、他のセクシャルマイノリティとも知り合いになりたい人」「他のマイノリティに属していて、セクシャルマイノリティとも知り合いになりたい人」

 「突然友人からカミングアウトされて戸惑っている人」「子どもにカミングアウトされて戸惑っている人」「配偶者がセクシャルマイノリティである人」「親がセクシャルマイノリティである人」「既婚者だけどセクシャルマイノリティである人等々、、「セクシャルマイノリティ(性的少数者)」がキーワードになれば、どなたでも参加できます。年齢や性別(分からない人、決めたくない人を含む)、国籍、未婚、既婚、パートナーの有無、HIVを持っている人、そうでない人、まだどちらか分からない人など一切問いません。お友達同士やカップル同士、お子さま連れ(親子連れ)の参加も歓迎します。

 「ゆるカフェ」はゆる~い話をするゆる~い集まりをモットーとしていますので、ここでされる話はお堅いセクシャルマイノリティ関係の話の場のみにはしないつもりです。その場で「こんなことを話してみたい」「こんなことを聞いてみたい」と思う人がいれば、それに沿って話を進めていこうと思います。基本的にはその回で話し合うことは、そのとき、そのときの雰囲気で決めたいと思っています。

 「ゆるカフェ」でゆる~く、楽しい(しかしときには重いかも知れない)話をみんなでしてみませんか?話し合いの中に参加せず「ただその場にいて話を聞いてみたい人」も是非来て下さいね。

 なお、「ゆるカフェ」開催後はブログでどのくらいの人が参加したか、どのような背景を持つ人か等は公表しますが、その中で具体的にどんなことが話されたか、個人が分かるようなことは公表しません。

お問い合わせがあればこちらまで:rainbowaction.net@gmail.com

世話人:Ron(ろん)
'68年(昭和43年)生まれ、今まではレズビアン自認だったが、ジェンダー違和があるため(性別違和はない)、最近ではFtXとも言えるかもと思い始めています。東京出身ですが、地方に在住していたこともあります。今は付き合って11年、同居して7年になるパートナー、猫と一緒に暮らしています。ちょっと人見知りなところはありますが、できるだけ話しやすい場を作っていきたいと思っています。

文責:カフェプロジェクトチーフ Kuramoto (Ron) Chieko



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第5回「かもカフェ」を開催しました

 2月22日(土)、パフスペースにて第5回かもカフェが開催されました。参加人数は主催者側を含め、13名でした。

 「かもカフェ」は基本的にそこにいらした人の属性やそこで話された内容は外部には公表しません。集まる人たちはもちろん一人一人違う人たちであり、全く同じ考えの人はいないと思っています。

 しかし「かもカフェ」はどんな人の考えでも尊重し会える場でありたいと思うのと同時に、参加者のみなさんには他の人たちの立場を尊重して欲しい、そんなことを願っています。「あなたはあなたのままでいい」もときには人を傷つける言葉になってしまうことを、どうか覚えておいて欲しいと思います。

文責:カフェプロジェクトチーフ Kuramoto (Ron) Chieko



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赤江なつ議員による、東京都北区議会にて初となる「セクシュアルマイノリティ(性的少数者)について」の質問内容公開

 先日、こちらの記事にてお知らせいたしましたとおり、2月27日(水)、東京都北区議会にて、赤江なつ議員による「セクシュアルマイノリティ(性的少数者)について」の質問が行われました。

 レインボー・アクション請願・陳情チームの働きかけにより実現したもので、同議会において初めてのこととなりました。自身が海外で生活した際に感じた体験から語り始めた赤江議員は、「セクシュアル・マイノリティの当事者ではないが、当事者のことを理解してくれる人」のことを『アライさん』と言うことについても言及。「ぜひクとしても『アライさん』になれるよう、取り組みを進めていただきたいと思います」と発言されました。

 当日、赤江なつ議員によって行われた質問内容は、以下の通りとなります。




 私は成人してから米国と英国で6年半暮らしました。そこでは現地語が完全でない外国人という立場で少数派、マイノリティ、として生きる経験をしました。「国に帰れ」と罵声を浴びせられたこともあり、肌の色などの変えられない部分を理由に、「今ある自分」を一方的に否定され差をつけられる経験が、深い悲しみや怒りを伴うことを実感しました。今回の前半はこうした経験を元にした問題意識から質問します。

1.セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)について

 まず、セクシュアル・マイノリティについてです。

 昨年11月、男女共同参画センターが主催する「パートナーシップ事業」にて、北区で初めて「市井に生きるセクシュアル・マイノリティの現在(いま)」と題した講座が行われました。私も参加をさせていただきましたが、当事者の体験談を通じて理解を深め、疑問に答えながら、参加者もともに学び考える全2回の入門講座でした。セクシュアル・マイノリティをとりまく課題については、近年特に注目されつつあり、この1年を振り返ってみても、東京23区では8つの区議会において質疑が行われていますが、行政主催でこうした講座を開くことはまだ珍しく、北区の見識を誇りに思います。

 ところで、セクシュアル・マイノリティの当事者の方達は何に困っているのでしょうか。講座でも多様な当事者の方から、ご自身の半生を振り返るような形で、悩んだり苦しんだりしてきた体験が、話されていました。「自分は他の人と違う」という幼少期や青年期からの悩み、周りからの好奇の目や差別・いじめ、それによるうつ状態・自殺リスクの高さ、カミングアウトをめぐる葛藤、また、パートナーとの関係が婚姻による夫婦とほとんど変わらなくても法的に守られないこと、そのことに起因する住宅の問題や相続の問題、雇用における差別など、実に多岐に渡ります。とにかく「生きづらい」のです。単に「典型的な異性愛ではない」ということだけが焦点ではない、非常に社会的な問題です。

 また、講座の中では、人口の約3.8%がセクシュアル・マイノリティの当事者であるというカリフォルニア大学の調査が紹介されていました。3.8%は100人に3人~4人、つまり30人に1人以上です。小学校の1クラスに1人、また、この議場においても、1人~2人のセクシュアル・マイノリティの当事者がいてもおかしくないという数字です。北区の人口は約33万人ですから、区内にも少なくとも12,000人はいる可能性があります。これはちょうど、区立小学校に通っている子どもたちの数、区内で介護サービスを受けている方の数、障害者手帳を持っている方の数と、それぞれ近い数です。確かに「マイノリティ」であるかもしれませんが、決して見過ごすことはできない数であるとも言えるのではないでしょうか。

ア、以上をふまえ、まず、セクシュアル・マイノリティをとりまく課題についての認識を、区長および教育長にお伺いします。

イ、また、セクシュアル・マイノリティに関する取り組みは、区のどの部署が担当されることになっているのでしょうか。継続的にこの課題に取り組んでいくためにも、北区においても担当の部署を決めていただきたいと思います。

ウ、また、セクシュアル・マイノリティが抱える課題の多くは、相談しても理解されるかどうか分からないので、誰にも話せない、家族や友人など身近な人にさえも相談ができない、という厳しい現実があります。そうしたときに、守秘義務のある立場から、相談に乗ってもらえる窓口として、行政の設置する相談窓口の役割は非常に大きいものがあります。北区においても、このような相談窓口をぜひとも設置していただきたいと思いますが、どのようにお考えでしょうか。

エ、昨年度実施されたパートナーシップ事業の講座は、区民のみなさんを対象としていましたが、区民の方だけでなく、区の職員や学校の教職員の方々を対象として、同じような講座を実施すべきと考えますが、いかがでしょうか。

 ところで、パートナーシップ事業の講座の中で、「セクシュアル・マイノリティの当事者ではないが、当事者のことを理解してくれる人」のことを、英語の単語で「同志、同盟、協力者」という意味のallyから「アライさん」と呼んでいるとの紹介がありました。私自身も、ぜひとも「アライさん」になれるよう、全力でこの問題に取り組んでいきたいと思いますし、ぜひ区としても「アライさん」になれるよう、取り組みを進めていただきたいと思います。見えなかった苦しみが少しずつ見えてきた今、私達は目をそらすべきではないと思います。積極的な答弁をお願いいたします。



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