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「ちょこっと ゆるカフェ」を開催します●東京レインボープライドの合間の4月25日(土)18時半から、なかのZERO・和室にて


  パレード合間の4月25日(土)に「ちょこっと ゆるカフェ」を開催します。普段はなかなか遠すぎて来ることが出来ない人、地元だと誰かに知られそうで怖いと感じている人、この機会に「ゆるカフェ」の雰囲気を味わってみませんか。

【ゆるカフェって何?】
 「ゆるカフェ」は「セクシャルマイノリティ(性的少数者)」をキーワードにした集まりです。年齢や性別(分からない人、決めたくない人を含む)、国籍、パートナーの有無など一切問いません。

●開催日時:4月25日(土)18時半から20時半まで
●開催場所:なかのZERO・和室(東京都中野区中野二丁目9-7)
JRまたは東京メトロ東西線「中野」駅南口より徒歩8分
 ※なかのZEROは中野区の公共施設です。
●地図:http://bit.ly/1M4M0zn
●参加費:300円(基本的には場所、お茶、お菓子代ですが、残金が出た場合はレインボー・アクションの今後の活動費とさせていただきます)
※予約の必要はありません。当日そのままおいでください。

 わたしが「ゆるカフェ」や「かもカフェ」を作ろうと思ったきっかけのお話です。

 わたしは自分が同性愛者であることに気が付いたのは、26歳くらいでした。その当時は生まれ育った東京で暮らしていました。ちょうど「ゲイ・ブーム」と言われた’90年代半ば頃でした。ネットも普及しておらず、毎日情報を得るために新聞記事や雑誌、テレビ欄などを目を皿のようにして見ていました。たまにテレビのドキュメンタリーなどでゲイが取り上げられたときは、録画してそのあと何度も繰り返し見ました。ともかくこの世の中に少しでも「ゲイ的」なものがあれば、それに接して安心感を得ていました。

 とはいえ、わたしは「自分がレズビアンであること」については、一つも悩んでいなかったのです。ただ、わたしは孤独でした。その当時、今では「ゲイの大御所」と言われるエルトン・ジョンはまだ公式なカミングアウトをしていませんでした。しかし「もしかしたらゲイなのでは?」と言われているのを知り、そこから彼の音楽を繰り返し聞くようになりました。「どこかにゲイ的なニュアンスはないだろうか」と歌詞を真剣に読んで考えてみたものです。とにかく彼の歌声に「あなたは一人じゃない」そんなことを言われているような気がしていました。

 そんな日々が続いていたのですが、あるときインターネットというものを知り、そこにアクセスしてみました。最初、検索画面に「レズビアン」と入れたときは緊張して手が震えました。その当時はまだまだネットはごく一部の人しかアクセスしていませんでしたが、とあるレズビアンの人がやっているホームページを知り、そこで初めて何人かの「リアル」な友だちができました。しかし、その半年後にわたしは就職のため、ある地方都市に移住します。わたしは気楽に考えていました。「すぐ友だちができるだろう」と。

 しかし、友だちはできませんでした。まず第一に同じ県に住んでいるというレズビアンの人を探すのが非常に困難だったからです。東京に住んでいたときは、チャットで話していてもたいてい誰かしら東京の人がいます。住んでいる場所もびっくりするほど近かったりすることもありました。しかし、地方はそうじゃない。まず出会うまでが大変でした。しかも、運良く「会える範囲」の人と知り合いになったとしても、性格が合う、合わないがあります。あとはそこに住む人のほとんどが地元の人たちでした。オフ会では「地元ネタ」で周囲が盛り上がっていても、わたしには意味が分からないので何も言えませんでした。話すきっかけすらありませんでした(ただしこのことについては、「地元ネタ」が悪いといっているわけではありません。わたしがその地方出身者でなく、その中で特異な存在だったのだと思います)。

 その当時「すこたん企画」(現すこたんソーシャルサービス)というホームページがあり、そこには巨大な「リンク集」がありました。わたしはその中から同じ県に住んでいる人のサイトを探して、毎日チェックするようになりました。そこに張られていたサイトはほとんどゲイの人だったように思います。なので「リアルで会いたい」とは思いませんでしたが、毎日日記を読んで「同じ県にゲイの人がこんな風に暮らしている」と知るだけで「わたしもここにいていいのかな」と思えました。

 あるとき、わたしの家からほんの数分歩いたところで性的少数者に関する講演会があることを知りました。とっても行きたかった。けれどまず、会場にどんな人が来ているんだろう、もしかしてみんな変な人たちだったらどうしようと不安に思いました。またもし、会場まで歩いて行く途中で職場の誰かに会ったらどう言おう?と思ったら、怖くて怖くて会場には行けませんでした。職場の人にはもちろんカミングアウトなんかしてなかったからです。あの当時は親兄弟を含め、周囲には誰にもカミングアウトはしていませんでした。カミングアウトするなんて考えたこともありませんでした。結局わたしは7年間地方に住んでいたのですが、地元で性的少数者の友だちはほとんどできませんでした。

 わたしは今でもその当時の自分の気持ちを思い出すのです。誰かと知り合いたいけどなかなか知り合えない、かといって講演会など全く知らない人たちの中に入っていく勇気が持てなかったときのことを。「こういうわたしがここで暮らしています」カミングアウトは全く考えていませんでしたが、ときどきこう叫びたくなりました。もちろん孤独ばかりを感じていたわけではありません。一方で毎日の大半を職場で過ごし、趣味に没頭する時間も大いにありました。それだけでも十分かなと思ったときもありました。生活のほとんどに満足していました。ただほんの少し、やっぱり本当の自分を知っている友だちや知り合いがいたらなあ、と思っていました。

 多分、これがわたしが「ゆるカフェ」や「かもカフェ」をやろうと思ったきっかけです。

 「なんだよ、やっぱり東京に来なければダメなんじゃん」

 確かにそうです。わたしが地方に住んでいたときもそうでした。わたしが東京に遊びに行くばかりで、東京からはほとんど来てくれなかった。それはとても「不均衡」なことだと思っています。でも、それはごめんなさい。東京がわたしの地元なんです。故郷なんです。そして東京が地元のわたしが、知らない地方に行って会を開催することはまず不可能です。だけど、東京でやるメリットもあります。それは「ほどんど知り合いに会う可能性はない」ということです。

 日頃近くに性的少数者の集まりがあると知っていても、人の目が気になって怖くてなかなか行くことができない、そんな人が来て下さい。「パレードはいろんな人が来るから興味あるけど、とても中に入って歩くことは無理。せめて沿道で見てみよう」そう思ってる人も是非来て下さい。

 多分、この「ゆるカフェ」に参加しても、パレードの中で歩きたい気分になることはないでしょう。でも、せっかくパレードを見に来るのだから、ほんの少しの勇気を振りしぼって、自分以外の「誰か」と話してみませんか。

お問い合わせがあればこちらまで:rainbowaction.net@gmail.com
ツイッターアカウントもできました:https://twitter.com/RA_cafeproject

世話人:Ron(ろん)
'68年(昭和43年)生まれ、今まではレズビアン自認でしたが、ジェンダー違和もあるんじゃないかと思っています(性別違和はない)。東京出身ですが、地方に在住していたこともあります。今は付き合って14年、同居して10年になるパートナー、猫と一緒に暮らしています。ちょっと人見知りなところはありますが、できるだけ話しやすい場を作っていきたいと思っています。

文責:カフェプロジェクトチーフ Kuramoto (Ron) Chieko



レインボー・アクションは、「市井に生きるセクシュアル・マイノリティと友人たちの生活感覚と存在を、社会的に可視化して行く目的」で活動しています。
公式サイト
http://www.rainbowaction.net/
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https://twitter.com/#!/Rainbow_Action
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http://www.facebook.com/RainbowAction

◆レインボー・アクションの活動はご寄付や助成金で運営しています。上記の活動を続けるには、ミーティングやイベント開催のための会場使用料、事務経費、郵送料、交通費、デモや街頭アクション開催のための車両レンタル代、横断幕制作費などの出費が見込まれます。今後も活発に活動を続けるためにも、ご支援・ご協力をお願いいたします。
ご寄付に関する詳細はこちら。

動画公開⑤『同性パートナーシップ証明と野宿者排除~渋谷区・人権・使い分け』●渋谷区の条例案へのスタンスは?



 90名が集まって開催された『同性パートナーシップと野宿者排除~渋谷区・人権・使い分け』(3/20(金)開催)。イベントの模様を、YouTubeとの連動で公開します。

 パネリストからの発表を終り、休憩時間に質問用紙を回収した上で、後半は質疑応答の時間になりました。会場の使用時間の関係であまり時間は取れませんでしたが、渋谷の条例案に対する各パネリストのスタンス表明や、「温かい目で見守ることは出来ないのか」という質問などに応じる時間となりました。

同性パートナーシップ証明と野宿者排除05●渋谷区の条例案へのスタンスは?


PLAYLIST(全映像の連続視聴はこちらから)



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動画公開④『同性パートナーシップ証明と野宿者排除~渋谷区・人権・使い分け』●寺中誠さん『人権で考える家族/家庭~なぜ、家族/家庭という概念が人権上取り上げられているのか』



 90名が集まって開催された『同性パートナーシップと野宿者排除~渋谷区・人権・使い分け』(3/20(金)開催)。イベントの模様を、YouTubeとの連動で公開します。

 パネリストの3人目は、東京経済大学教員で人権政策・制度研究会の寺中誠さん。『人権で考える家族/家庭~なぜ、家族/家庭という概念が人権上取り上げられているのか』というタイトルでのお話です。

同性パートナーシップ証明と野宿者排除04●寺中誠さん「人権で考える家族/家庭」


PLAYLIST(全映像の連続視聴はこちらから)



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動画公開②『同性パートナーシップ証明と野宿者排除~渋谷区・人権・使い分け』●土屋ゆきさん(レズビアン活動家/『同性パートナー』共著者から条例案への懸念



 90名が集まって開催された『同性パートナーシップと野宿者排除~渋谷区・人権・使い分け』(3/20(金)開催)。イベントの模様を、YouTubeとの連動で公開します。

 今回はパネリストのお一人目。レズビアン活動家で、『同性パートナー~同性婚・DP法を知るために』共著者である土屋ゆきさんから。渋谷の条例案の詳細について分析し、懸念点などを指摘します。

同性パートナーシップ証明と野宿者排除02●土屋ゆきさん(レズビアン活動家/『同性パートナー』共著者から条例案への懸念

PLAYLIST(全映像の連続視聴はこちらから)

 土屋ゆきさんが条例案について言及している箇所のテキスト起こしです。

 最近、同性間パートナーシップの保障について、いろいろと議論が多発しておりますが、その中で、私が最大、気になっているのは、同性婚というワードを気軽に、何も考えずに使ってしまう人や場合が、とても多いということです。

 なぜこれが問題なのかと言うと、単なる同性同士の結婚式セレモニーについても同性婚という言葉を使う。海外のドメスティック・パートナー法についても同性婚という言葉を使う。フランスの、異性同士でも利用できる民事協約(PACS法)についても同性婚という。

 今回、話題の中心になっている「渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」についても同性婚条例と呼んでしまう人が非常に多い。

 これの何が問題かというと、戸籍制度の上に則った婚姻そのものが差別的なものを含んでいる、ということは、ある程度フェミニズムをかじってらっしゃる方だったら議論の余地も無いかと思いますが、そういう問題を積み残したまま、そこの議論に気軽に乗ってしまう。

 実際に同性婚を求めているかどうか、というふうなことも置き去りにしたままで、保守派の人たちが「それだけは駄目だ」と言っている「同性婚」の議論に気軽に乗ってしまっている。それで拒否をされてしまうということが、すごくあります。そういうことを望んでいるわけではないかもしれないのに、最初から、そういうトラップに引っかかってしまっているということが、すごく問題です。

 実際の条例案の方に目を通して行きたいと思います。

(以下、文字起こしが済み次第、更新させていただきます)



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動画公開①『同性パートナーシップ証明と野宿者排除~渋谷区・人権・使い分け』●長谷部健区議の発言/性的マイノリティの運動の流れ



 90名が集まって開催された『同性パートナーシップと野宿者排除~渋谷区・人権・使い分け』(3/20(金)開催)。イベントの模様を、YouTubeとの連動で公開します。まずは、レインボー・アクションのメンバーから一連の経緯と、セクシュアルマイノリティ関連活動の流れについての説明です。

『同性パートナーシップと野宿者排除~渋谷区・人権・使い分け』●長谷部健区議の発言/性的少数者運動の流れ

PLAYLIST(全映像の連続視聴はこちらから)

 映像の前半で紹介している報道・Webサイトのテキストです。

『渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例』に関する報道

●2015年2月12日の新聞報道(日本経済新聞より。共同配信)

 条例案は、男女平等や多様性の尊重をうたった上で、「パートナーシップ証明」を定めた条項を明記。区内に住む20歳以上の同性カップルが対象で、必要が生じれば双方が互いの後見人となる契約を交わしていることなどを条件とする。カップルを解消した場合は取り消す仕組みもつくる。

 憲法は婚姻関係を「両性の合意」のみに基づいて成立すると規定。区議会では条例案が従来の家族制度を揺るがしかねないとする反対も予想されるが、区は「全くの別制度と考えている」としている。

 渋谷区は昨年、有識者らによる検討委員会を立ち上げ、区民からも聞き取りをして条例の内容を検討してきた。



●長谷部健区議の注目発言(2015年2月15日 ハフィントン・ポスト)

 「LGBT当事者で、一緒に『green bird』の活動をしている杉山文野さんの話を聞いたり、その仲間とも知りあうようになって、実情を知るようになったのがきっかけでした。彼らは『結婚もできないし』と悩んでいたので、だったら『証明書』を出してみたらとジャストアイデアで思いつきました。これなら戸籍制度などをいじる必要もない。それが当事者の人たちの反応がとても良かったので、政策にしようと勉強を始めました」

 「少し前には、原宿発、渋谷発のカルチャーがたくさんあった。竹の子族やロカビリー族、DCブランド、渋カジ、渋谷系音楽、コギャル。でも最近はそういうブームがない。

 「街の底力をあげていくには、やはりダイバーシティだと思います。LGBTを始め、多様な人たちが集まってくることで、新しいカルチャーが生まれる。それから、単純に自分の子供がもしもLGBTだったとしたら、『それはおかしいことじゃないんだよ』と言ってあげたいですね」



●長谷部健区議の発言(エコッツェリア 2012年11月12日)

 「もう一つは企業を巻き込むというやり方で、ホームレスが寝泊まりして児童公園として活用できなかった場所を、ナイキに働きかけてバスケットコートなどを整備してもらった。ちょうどマイケル・ジョーダンが来日するというので「マイケル・ジョーダン・メモリアルコート」という名前にして、企業は宣伝になるし、渋谷区はやっぱり税金を使わないで今度は公園が整備できたのです。」

(『イメージ・スーパーヒューマン・ダイバーシティ』というテーマで)
 「次の街づくりのキーワードはダイバーシティで、パラリンピックが日本に来たら、それが普通になるかもしれないですね。LGBTの人なども、うまく活用できないかということも考えています。」



★大塚健佑さんの発表で触れているWebサイト
→在日でゲイ『日本のゲイパレードの在り方』




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『渋谷区と同性愛の謎のカ・ン・ケ・イ』 展示&イベント、4/9(木)からコミュニティセンターaktaで開催


 「フツーのLGBTをクィアする」というプロジェクトが主催する以下の展示&イベントに、レインボー・アクションが共催参加することになりました。展示は2パターンを予定し、開催は4月と5月。場所は、新宿二丁目のコミュニティセンターaktaで、トークショーもあります。

 最近顕著な「ある流れ」に対して考える展示やイベントになる予定。お出かけのついでに、ぜひ足をお運びください!



『渋谷区と同性愛の謎のカ・ン・ケ・イ』 (4月の展示イベント)

 2014年の東京レインボーウィーク発行冊子で取り上げられた、竹内久美子著『同性愛の謎』(2012、文春新書)に書かれている、セクシュアルマイノリティ、LGBTにまつわる想像や妄想や期待や偏見に対する盛大なツッコミと、渋谷区によるダイバーシティ政策と公園封鎖や野宿者排除を含めた浄化政策について批判的な視点での情報共有、おすすめ関連書籍の紹介。10日間の展示と期間中に開催するイベントを通して、誰の場や権利が奪われ、それがどのように正当化され、わたしたちがどう関与しているかを考えます

日時:2015/4/9(木)~20(月) 16:00-22:00 ※4/14(火)と15(水)はお休み
場所:community center akta [http://www.akta.jp/]
東京都新宿区新宿2-15-13第二中江ビル301
地下鉄新宿三丁目駅・新宿御苑駅から徒歩5分くらい、JR新宿駅から徒歩10-15分

★会期中に、トークイベントも開催されます。
『LGBT力☆リッチ&プア~ダイバーシティの謎』
日時:2015/4/11(土) 16:30-18:30

《リレートーク》
●いちむらみさこ (渋谷区在住ホームレス)
  「渋谷区における、その辺のあれ」
●西山千恵子 (議会の性差別をなくす市民の会)
   「男女平等」が消された日――サンキュー・シブヤ&「祝・同性パートナーシップ条例」?
●ろん (レインボー・アクション)
   「えっ、中野区ってそうなの?」
●Janis (フェミニズムとレズビアン・アートの会)
   「ダイバーシティの可能性」

主催: フツーのLGBTをクィアする
共催: レインボー・アクション http://rainbowaction.blog.fc2.com/
フェミニズムとレズビアン・アートの会 http://feminism-lesbianart.tumblr.com/

★プロジェクトのイベント最新情報:
http://feminism-lesbianart.tumblr.com/tagged/events

★5月14日 (木) ~25日 (月) にはイスラエルによる「ピンクウォッシング」についての展示とイベントを計画しています。



レインボー・アクションは、「市井に生きるセクシュアル・マイノリティと友人たちの生活感覚と存在を、社会的に可視化して行く目的」で活動しています。
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『境界のないセカイ』発売中止・連載打ち切り問題へのレインボー・アクションの立場表明


 幾夜大黒堂さんの漫画『境界のないセカイ』が発売中止となり、ウェブ上での連載も打ち切られることになったという件につきまして、レインボー・アクションの立場表明をさせていただきます。

●この作品の性に関する描写に、他の作品と比べて特段の問題があるとは思われません。

●「性的マイノリティの団体・個人の圧力」という多分にフィクショナルな理由に基づき、表現行為に対して自粛を迫るという行為がもしもあったとするならば、それは人権を守るためとても大切な、表現の自由を抑圧するものだろうと考えます。

●それはまた、「性的マイノリティの団体・個人」を怪物視・あるいは怪物化し、性に関する差別を助長するものに他なりません。

●もちろん、性に関する差別表現に対しては、これからも引き続き闘ってまいります。




なお、『境界のないセカイ』打ち切りの件については、作者本人のブログとハフィントン・ポストの報道を参照しております。

『幾屋大黒堂Web支店 @SakuraBlog』
http://ikuya.sblo.jp/article/115089330.html

『【境界のないセカイ】講談社がLGBTへの配慮で発売中止か 「腫れ物扱いは不幸でしかない」』
http://www.huffingtonpost.jp/2015/03/15/ikuya-daikokudo-comic_n_6875204.html?ncid=tweetlnkjphpmg00000001



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『同性パートナーシップ証明と野宿者排除~渋谷区・人権・使い分け』 3/20(金)19時より東京ウィメンズプラザで緊急開催!


 2月12日、大々的に「渋谷区で同性パートナーシップを証明する新条例案が審議される」ことがメディアに報じられました。

 そして「いよいよ日本でも同性婚に向けた議論が活性化!」といった印象付けでの報道が繰り返され、それに対するバックラッシュも起きていることは、ご存じの方が多いかと思います。

 同条例案の議会提案には、渋谷区の長谷部健区議が関与しました。また、桑原敏武区長も条例案に賛成の立場を表明し、同区長の「セクシュアルマイノリティ、LGBTの人権擁護」にあたる発言がメディアから繰り返し報じられてもいます。

 ところで。

 渋谷区といえば、2010年に「宮下公園のナイキ・パーク化問題」があったのを御存じですか?。誰もが使える開かれた公園であり渋谷駅前の解放区だった宮下公園が、突然、トップダウン方式で企業の管理下に置かれて自由な出入りが禁じられました。そして、同公園で暮らしていた野宿者が強制的に排除されました。その流れを先導したのは、長谷部健区議や桑原区長だったということも、ご存じですか?

 一見、「LGBT人権擁護」の方向性を推進しているかに見える区議や区長が、5年前には野宿者の強制排除を先導していたのです。

 その後も渋谷区による野宿者の強制排除は繰り返され、最近では2014年年末から2015年年始にかけて、野宿者がいる宮下公園など三つの区立公園を強制的に閉鎖し、そこで支援活動をしている人たちをも閉め出しました。

 この事実から、いったい何が透けて見えてくるでしょう。

 これから全国の様々な自治体で、「同性パートナーシップ証明」に関する同様の試みが活性化することも予想されますが、果たして渋谷の例を「前例」として無批判に学んでしまっていいものなのでしょうか。

 ぜひ、立ち止まって考えてみませんか?



人権政策・制度研究会主催:公開勉強会
『同性パートナーシップ証明と野宿者排除~渋谷区・人権・使い分け』


●日時:2015年3月20日(金)19時
●場所:東京ウィメンズプラザ・視聴覚室AB
http://www1.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/outline/tabid/136/Default.aspx
(東京都渋谷区神宮前5-53-67)
・JR・東急東横線・京王井の頭線・東京メトロ副都心線→渋谷駅 宮益坂口から徒歩12分
・東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線→表参道駅 B2出口から徒歩7分
●参加費:カンパ制
●主催:人権政策・制度研究会
●共催:レインボー・アクション、のじれん(渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合)

●パネリスト(発表順)
① 土屋ゆきさん
(レズビアン活動家。『同性パートナー ~同性婚・DP法を知るために』共著者)
・・・同性間パートナーシップの制度面保障の活動に早期から取り組んでいた視点から、 新条例案についての解釈と将来的な運用など、 懸念される問題点や取りこぼされているものについて指摘。

② 室田大樹さん
(「のじれん」渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合)
・・・渋谷区の野宿者排除政策について、宮下公園ナイキパーク化に至る経緯と現在までの流れ、「ホームレス人権問題」について。

③ 寺中誠さん
(人権政策・制度研究会/東京経済大学教員)
・・・コメンテーター。また、「日本の婚姻制度があることによって維持されている社会システム」についての話も。

●司会:
藤田裕喜さん
(レインボー・アクション)
・・・勉強会冒頭に、渋谷区の「同性パートナーシップ証明」を含む新条例案提出に至る一連の動き等について、日本のセクシュアルマイノリティ関連アクティビズムの動向等を含めて、レインボー・アクションのメンバーから説明します。



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第18回「かもカフェ」を開催します

かもカフェ 4月19日(日)に第18回「かもカフェ」を開催します。日曜日の午後、穏やかな雰囲気の中で話しませんか?

【かもカフェって何?】
 「かもカフェ」は、セクシャルマイノリティ(性的少数者)「かも」知れない人、過去に「かも」知れないと思っていた人の集まりです。「かも」知れない、と悩んでいる人、「かも」知れないと思っている人、どちらでも構いません。

●開催日時:4月19日(日) 13時半から15時半まで
●開催場所:天沼会議室・和室2(別館)(東京都杉並区天沼三丁目34-38)
 JR中央線「荻窪」駅北口、地下鉄丸の内線「荻窪」駅北口より徒歩8分
 ※天沼会議室は杉並区の公共施設です。
●地図:http://goo.gl/maps/l2M3P
●行き方:荻窪駅北口より青梅街道を阿佐ヶ谷方面に向かい、途中「天沼八幡通り」(ファミリーマート天沼三丁目店の角)で左折、そのまま直進します。ゆるやかに曲がる道沿いに「天沼八幡神社」が見えてきます。そこを過ぎると道が二手に分かれているので、そこを右折。直進しすぐです。手前右側に天沼会議室の本館があり、その斜め前左側に別館(和室2)があります。
●参加費:300円(基本的にはお茶とお菓子代ですが、残金が出た場合はレインボー・アクションの今後の活動費とさせていただきます)
※予約の必要はありません。当日そのままおいでください。

 「男性なのに男性が好きかも知れない」「女性なのに女性が好きかも知れない」「男女両方の性が好きかも知れない」「男女関係なく好きかも知れない」

 「身体は男性に生まれたけれど、女性として見られたいかも知れない」「身体は男性に生まれたけれど、どちらの性か分からない(見られたくない)かも知れない」「身体は女性に生まれたけれど、男性として見られたいかも知れない」「身体は女性に生まれたけれど、どちらの性か分からない(見られたくない)かも知れない」「男女どちらの性であるかも知れない」「男女の中間かも知れない」「そもそも性別なんかよく分からないかも知れない」

 「男性として見られたい、だけど男性が好きかも知れない」「女性として見られたい、だけど女性が好きかも知れない」「複数の人が好きになってしまうかも知れない」「もしかしたら自分は人を好きにならない(なれない)かも知れない」「人は好きになるけど肉体的な接触が苦手かも知れない」

 「上のすべてには当てはまらないけれど、自分はもしかしたら『普通の人』と呼ばれている人とは違うかも知れない」等々、、「自分はもしかしたら『セクシャルマイノリティ(性的少数者)』かも知れない」「だけどそんな自分を受け入れられない」と悩んでいる人はいませんか?

 一人で悩んでいる人、自分以外の悩んでいる人と会いたい人、自分の悩みを聞いて欲しい人、人の悩みを聞いてみたい人、誰かと一緒に話し合ってみたい人、ただそこにいたい人、そして「自分も過去にそう思ってたよ」と思っている人、そういう人の集まりが「かもカフェ」です。

 「かもカフェ」では「セクシャルマイノリティ(性的少数者)かも」と思う人なら、年齢、性別(分からない人、決めたくない人を含む)、国籍、パートナーの有無など一切問いません。どんな人でも参加できます。お友達同士やカップル同士、お子さま連れ(親子連れ)の参加も歓迎します。

 そして「かもカフェ」は、自分が「どんな種類の人間なのか」について決めつける場ではありません。決めるのは自分自身です。決めたくないのであれば、決める必要はないと考えています。ただ、話し合うことや相手の話を聞くことによって少しでも「自分一人じゃないんだ」という安心感のようなものが得られたらいいなあと思っています。

 こういう場に一人で参加するのが怖い、という気持ちはよく分かります。今はまだそんなところに行くことはできないよ、と思う気持ちも分かります。だけど「行ってみたい」と思う気持ちが出てきたら、ほんの少しの勇気を振り絞って、参加してみませんか?

お問い合わせがあればこちらまで:rainbowaction.net@gmail.com
ツイッターアカウントもできました:https://twitter.com/RA_cafeproject

世話人:Ron(ろん)
'68年(昭和43年)生まれ、今まではレズビアン自認でしたが、ジェンダー違和もあるんじゃないかと思っています(性別違和はない)。東京出身ですが、地方に在住していたこともあります。今は付き合って14年、同居して10年になるパートナー、猫と一緒に暮らしています。ちょっと人見知りなところはありますが、できるだけ話しやすい場を作っていきたいと思っています。

文責:カフェプロジェクトチーフ Kuramoto (Ron) Chieko



レインボー・アクションは、「市井に生きるセクシュアル・マイノリティと友人たちの生活感覚と存在を、社会的に可視化して行く目的」で活動しています。
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