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お笑いナタリー編集部より『オリエンタルラジオ“究極の変態写真集”発売、2人の同棲物語』に関する、レインボー・アクションからの抗議・要望について回答がありました

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お笑いナタリー編集部より『オリエンタルラジオ“究極の変態写真集”発売、2人の同棲物語』に関する、レインボー・アクションからの抗議・要望について回答がありました


 NPO法人レインボー・アクション メディア対策チームでは、「お笑いナタリー」掲載の2016年8月16日付記事『オリエンタルラジオ“究極の変態写真集”発売、2人の同棲物語』
http://natalie.mu/owarai/news/198284
について、お笑いナタリー編集部に対して、抗議ならびに要望の文書を送付いたしました。

 このたび、回答がありましたので、ここに公開いたします。なお、回答の内容は、メディア対策チームの要求に応えるものとは到底言えません。今後の対応を検討していきたいと考えています。




特定非営利活動法人レインボー・アクション
メディア対策チーム御中

お笑いナタリーの記事「オリエンタルラジオ“究極の変態写真集”発売、2人の同棲物語」(http://natalie.mu/owarai/news/198284)に対する抗議ならびにご要望、確かに拝受いたしました。

以下に当編集部の見解をご説明いたします。

まず「究極の変態写真集」という言葉に関しては、写真集の制作者側が作品のコンセプトを示すために使った表現をそのまま伝えたもので、記事中では引用であることを明示すべく、“”や「」で括って記載しております。当編集部が独自に考えた表現ではないことをご理解ください。

そのうえで我々は、この「変態」という言葉が指すものは写真の中にある「フェチ感」であると受け取りました。ただし作品中のどの部分にフェティシズムを感じるかは受け取る側によりさまざまなため、記事においては編集部の見解を示さず、この作品が作られるに至った背景のみを説明するに留めております。

その背景というのは、
1)オリエンタルラジオ中田敦彦氏は以前から写真家・青山裕企氏の写真集の変態性や魅力について言及しており、念願が叶って自身の写真集の制作が実現したこと
2)制作にあたってオリエンタルラジオ側が「究極の変態写真集」を望んでいたこと
3)撮影シチュエーションが「同性どうしの同棲一週間」だったこと
この3つです。

そして我々編集部は2)と3)はそれぞれ独立した要素であり、関連性はないものと考えています。そもそも「同性どうしの同棲=変態ではない」ことは自明ですし、その前提に立てば、制作者がこの作品において「同性どうしの同棲」以外の要素によってなんらかの「変態性」を表現している(しようとしている)のだろうと考えるのが自然です。

当記事は、あくまでオリエンタルラジオの2人が(その性的指向は問わず)仲良く過ごしている様子をフェチ感をもった視点で描いた写真集であるという理解のもとに作成した内容であり、それゆえ記事中で「同性愛」という言葉も使用しておりません。その制作者側の視点の変態性が、わかる人にしかわからないからこそ「究極の変態写真集」なのではないか?というのが記事作成時における編集部の見解です。したがって現在公開中の記事内容およびタイトルは、作品に関する事実説明の域を出るものではなく、特定の性的指向に対する差別的な意図もありません。この点ご理解いただけますと幸いです。

とはいえ、我々は今回の記事に対する反響から重要なことを学びました。貴殿のご指摘の通り「同性愛が精神病理としての性的倒錯ではない」のは当然のことです。その事実を前提として記事を作成しましたが、「同性愛」と「変態」というまったく関連のない2つの要素を結びつけて捉える方が、WHOや厚生省の宣言から20年以上経った今も少なからず存在するということを記事の反響によって改めて認識しました。今回の記事がきっかけで、改めてそうした偏見に晒された方がいらっしゃったとすれば、それについては我々の本意ではありませんし、そうしたことは今後もあってはならないと考えます。

我々が考えている以上に同性愛およびLGBTに対する社会的な理解が進んでいないという、この現実を重く受け止め、今後はより慎重な報道を行うことをお約束いたします。

2016年8月22日

株式会社ナターシャ

 
 


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第4回週末トークライブ「 ゲイはどのように描かれてきたか〜戦後の雑誌分析から見るゲイの表象」のお知らせです。講師は石田仁さん!

週末トークライブ石田さんチラシ


レインボー・アクション 第4回 週末トークライブ

ゲイはどのように描かれてきたか
〜戦後の雑誌分析から見るゲイの表象



● 日時:2016年9月25日(日)14:00〜16:30(開場13:30)

● 講師:石田 仁(いしだひとし)さん(成蹊大学非常勤講師)

● 聞き手:可寝たさん(特定非営利活動法人レインボー・アクション)

● 会場 東京ウィメンズプラザ 視聴覚室A
http://www1.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/outline/tabid/136/Default.aspx
・渋谷駅宮益坂口から徒歩12分
・表参道駅B2出口から徒歩7分

● 資料代:500円+カンパ

● 参加申込不要

● 主催:特定非営利活動法人レインボー・アクション

(「週末トークライブ」は、セクシュアル・マイノリティをとりまく様々な課題を取り上げ、学びを深める連続講座です。)



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お笑いナタリー『オリエンタルラジオ“究極の変態写真集”発売、2人の同棲物語』記事に抗議する

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お笑いナタリー『オリエンタルラジオ“究極の変態写真集”発売、2人の同棲物語』記事に抗議する


 NPO法人レインボー・アクション メディア対策チームは、「お笑いナタリー」掲載の2016年8月16日付記事『オリエンタルラジオ“究極の変態写真集”発売、2人の同棲物語』
http://natalie.mu/owarai/news/198284
について、抗議します。

 この記事は「オリエンタルラジオ×青山裕企 写真集 DOUSEI -ドウセイ-」(KADOKAWA)の出版について、その製作の意図を伝えているものですが、記事およびタイトルにおいて、男性2人が同棲生活を送ることに関し、「変態」ということばを用いて表現しています。

 「同性どうしの同棲」をモチーフにすることにより「フェチ感をもっ」た「究極の変態写真集」を製作することを意図したことを表明していますが、これが(男性)同性愛並びに(男性)同性愛者に対する差別的な視線であることは論を待ちません。

 「変態」ということばは、通常、精神病理としての性的倒錯に関して使用されることばですが、同性愛は精神病理としての性的倒錯にはあたらないとされており、男性2人が同棲生活を送ることに関して、「変態」ということばを用いることは、極めて不適切であり、かつ差別的な表現です。

 (なお、WHO(世界保健機関)は1993年に「同性愛はいかなる理由においても治療の対象とならない」と宣言しており、日本においてもこの見解が踏襲されています。)

 記事中で(男性)同性愛的な表現に関して、「変態」ということばを用いることは、(男性)同性愛は性的倒錯であるという誤った認識と偏見を社会に広めることにつながります。時代錯誤もはなはだしく、社会の公器たるマスメディアとしての機能の欠如といわざるを得ないのではないでしょうか。

 記事の内容およびタイトルについて、批判的に検討し、適切なものとなるよう変更することを要望いたします。

 
 


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第20回「ゆるカフェ」を開催します



 9月18日(日)に第20回「ゆるカフェ」を開催します。日曜日の午後、穏やかな雰囲気の中で話しませんか?

【ゆるカフェって何?】
 「ゆるカフェ」は「セクシャルマイノリティ(性的少数者)」をキーワードにした集まりです。

開催日時:9月18日(日)13時半から15時半まで
開催場所:荻窪会議室2F・和室(杉並区南荻窪二丁目28-13)
 JR中央線「荻窪」駅西口、地下鉄丸の内線「荻窪」駅西口より徒歩12分
 ※荻窪会議室は杉並区の公共施設です。
地図:https://goo.gl/o3Yups
行き方:荻窪駅西口(JRでお越しの場合は中央線、総武線とも10号車付近、丸の内線でお越しの場合は2号車付近に一番近い出口)を出ると、その近くに「すずらん通り」という商店街があります。その通りに入りずっと行くと、環状八号線(環八)に突き当たるので、そこの信号を渡りさらにまっすぐ歩きます(右側は東電荻窪支社、左側は中華料理屋さんがあります)。信号を渡った後は住宅街で、橋を渡ったり坂を登ったりしますが、基本的にまっすぐ歩けばそのうち進行方向左側に「荻窪会議室」が見えてきます。途中、杉並児童相談所の前を通りますが、そこから荻窪会議室までは約3~4分です。環八で信号に引っかからなければ荻窪駅西口から10分くらいで着きます。「荻窪会議室」は杉並区地域包括センター「ケア24南荻窪」と同じ建物ですが、荻窪会議室の入口は奥の方にあります。和室は2階に上がった奥側です。
参加費:300円(基本的には場所、お茶、お菓子代ですが、残金が出た場合はレインボー・アクションの今後の活動費とさせていただきます)
※予約の必要はありません。当日そのままおいでください。

 「セクシャルマイノリティだと自覚している人」「普段はセクシャルマイノリティとしてカミングアウトはしていないけれど、自分を隠さずにいられる場所に行きたい人」「セクシャルマイノリティで他のセクシャルマイノリティと知り合いになりたい人」

 「セクシャルマイノリティではないけれど、セクシャルマイノリティと知り合いになりたい人」「セクシャルマイノリティの知り合いはいるけれど、他のセクシャルマイノリティとも知り合いになりたい人」「他のマイノリティに属していて、セクシャルマイノリティとも知り合いになりたい人」

 「突然友人からカミングアウトされて戸惑っている人」「子どもにカミングアウトされて戸惑っている人」「配偶者がセクシャルマイノリティである人」「親がセクシャルマイノリティである人」「既婚者だけどセクシャルマイノリティである人」等々、、「セクシャルマイノリティ(性的少数者)」がキーワードになれば、どなたでも参加できます。年齢や性別(分からない人、決めたくない人を含む)、国籍、パートナーの有無など一切問いません。お友達同士やカップル同士、お子さま連れ(親子連れ)の参加も歓迎します。

 「ゆるカフェ」はゆる~い話をするゆる~い集まりをモットーとしていますので、ここでされる話はお堅いセクシャルマイノリティ関係の話の場のみにはしないつもりです。その場で「こんなことを話してみたい」「こんなことを聞いてみたい」と思う人がいれば、それに沿って話を進めていきます。基本的にはその回で話し合うことは、そのとき、そのときの雰囲気で決めたいと思っています。

 「ゆるカフェ」でゆる~く、楽しい(しかしときには重いかも知れない)話をみんなでしてみませんか?話し合いの中に参加せず「ただその場にいて話を聞いてみたい人」も是非来て下さいね。

お問い合わせがあればこちらまで:rainbowaction.net@gmail.com
ツイッターアカウントもできました:https://twitter.com/RA_cafeproject

世話人:Ron(ろん)
'68年(昭和43年)生まれ、今まではレズビアン自認でしたが、ジェンダー違和もあるんじゃないかと思っています(性別違和はない)。東京出身ですが、地方に在住していたこともあります。今は付き合って15年、同居して11年になるパートナー、猫と一緒に暮らしています。ちょっと人見知りなところはありますが、できるだけ話しやすい場を作っていきたいと思っています。

文責:カフェプロジェクトチーフ Kuramoto (Ron) Chieko



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