都知事選挙の候補者に「セクシュアル・マイノリティに関する政策アンケート」を実施!各候補の回答をチェック!

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 レインボー・アクションでは、今回の東京都知事選挙におきまして、立候補されている候補者のみなさまを対象として、「性的少数者(性的マイノリティ)に関するアンケート」を実施しました。

 アンケートは事務所住所などが公開されており、郵送が可能な候補者のみなさまに送付をさせていただきました。ご回答をいただきました内容については、届け出順にて公開しております。ご確認をいただければと想います。

 選挙運動等で大変お忙しい中、ご回答をいただきましたみなさまには改めて御礼と感謝を申し上げます。ありがとうございました。

レインボー・アクション 請願・陳情チーム




Ⅰ.東京都の設ける相談窓口について

 東京都にはDVやいじめ、交通事故や人権についてなど、さまざまな相談窓口がありますが、明示的に性的少数者(性的マイノリティ)を対象としたものはありません。この点についてご見解をお聞かせください。

① 性的少数者(性的マイノリティ)に関する、専門の相談窓口を設置すべきだ
② 専門の窓口を設置するのではなく、現状で受け付け可能な窓口を明示すべきだ
③ 相談窓口は必要だが、東京都ではなく、民間団体や市区町村が担うべきだ
④ 性的少数者(性的マイノリティ)に関する相談窓口は必要ない

*その他のご意見や補足等がございましたら、ご記入をお願いいたします


・宇都宮健児

② 専門の窓口を設置するのではなく、現状で受け付け可能な窓口を明示すべきだ

専門的な窓口についても検討する必要があると考えています。カミングアウトの心配なく行政サービスを利用できるようにすることはとても重要です。しかし、現状それぞれの所管により窓口が異なるので、まずはそれぞれの窓口の職員に対し研修を徹底し、そのことの周知につとめることから始めて参りたいと思っています。

・ドクター・中松

① 性的少数者(性的マイノリティ)に関する、専門の相談窓口を設置すべきだ

専門的知識を持った相談員が対応すべき。

・鈴木達夫

① 性的少数者(性的マイノリティ)に関する、専門の相談窓口を設置すべきだ

あらゆる差別は、民衆の“遅れた意識”によって生み出されるものではありません。「1%」の特権階級が「99%」を支配する構造の中で、その「99%」のなかに分断を持ち込んで支配の貫徹を図るために、差別が社会的・構造的に生み出されると考えています。
性的マイノリティのみなさんの相談受け入れについては、とりわけプライバシー保護の視点からも、格別の配慮が必要と考えます。そのあり方については、当事者の方々とていねいに議論を進めていきたいと考えます。

・根上隆

① 性的少数者(性的マイノリティ)に関する、専門の相談窓口を設置すべきだ

差別のある現代では行政の窓口が信用されない。当面は日弁連等人権団体が窓口をつくり、東京都の職員の偏見をとりのぞくべきだ。




Ⅱ.投票所における対応について

 前回の参議院選挙(2013年7月)では、都内の多くの自治体で、投票所の受付において、戸籍上の性別によって異なるスイッチ(ボタン)が押されることにより、投票用紙が発行されていました。スイッチ(ボタン)自体が覆い隠されていない場合も多く「(男女の)どちらの性別のスイッチ(ボタン)を押しているか」という状況が、投票所の他の係員にはもちろん、列に並んでいる人にまで見えてしまい、その人の戸籍上の性別が周囲の人にわかってしまうという状況になっていました。
 このことが、見た目の性別と戸籍上の性別が異なることを周囲に知られたくないという人や、他者に自身の性別を決定されたくないという人など、多くの人に大変な苦痛を感じさせ、中には投票を断念した人もいたことが報告されています。
 このような投票所における現状について、ご見解をお伺いします。

① 周囲に性別が知られないようにするなど、投票所における対応を改善する必要がある
② 問題はあるが、改善することは困難
③ 必要な手続きで、特に問題ではないため、改善する必要はない

*その他のご意見や補足等がございましたら、ご記入をお願いいたします


・宇都宮健児

① 周囲に性別が知られないようにするなど、投票所における対応を改善する必要がある

ご指摘を踏まえ、関係する機関と前向きに検討を進めていきたいと考えています。

・ドクター・中松

① 周囲に性別が知られないようにするなど、投票所における対応を改善する必要がある

投票所の受付で、戸籍上の性別をわざわざ周囲に見えるように設置する必要は全くない。

・鈴木達夫

① 周囲に性別が知られないようにするなど、投票所における対応を改善する必要がある

大切な視点を学ばせていただきました。Q1で回答したように向き合っていく考えです。

・根上隆

① 周囲に性別が知られないようにするなど、投票所における対応を改善する必要がある




Ⅲ.東京都の防災対策について

 東京都の防災対策において、性ホルモン剤やHIV/AIDSの治療薬を防災備蓄に追加すること、また、避難所等で、性別二元論に基づく男女別の取り扱いをしないことなど、性的少数者(性的マイノリティ)の視点を盛り込むことについて、ご見解をお伺いします。

① 特に検討する必要はない
② 民間団体で対応すべき内容だ
③ 都ではなく市区町村が検討すべき内容だ
④ 都の防災対策に位置づけて対応すべきだ

*その他のご意見や補足等がございましたら、ご記入をお願いいたします


・宇都宮健児

④ 都の防災対策に位置付けて対応すべきだ

都の所管の範囲も踏まえつつ、民間団体のみなさまや、基礎自治体との連携の上で改善を図る必要があると考えています。

・ドクター・中松
④ 都の防災対策に位置づけて対応すべきだ

避難所でさらに生きづらい、苦しい思いをするという災害時の二次的被害を防止する。

・鈴木達夫

④ 都の防災対策に位置づけて対応すべきだ

災害のような非常時においてこそ、差別の矛盾がより先鋭に噴き出します。非常事態だからこそ、日常にました配慮が求められると考えます。

・根上隆

④ 都の防災対策に位置づけて対応すべきだ




Ⅳ.東京都人権施策推進指針について

 東京都人権施策推進指針には、性的少数者(性的マイノリティ)に関連する記述が盛り込まれています。次のような内容です。

○ その他の人権問題
 性同一性障害のある人々などに対する偏見があり、嫌がらせや侮べつ的な言動、雇用面における制限や差別、性の区分を前提にした社会生活上の制約などの問題があります。また、近年、同性愛者をめぐって、さまざまな問題が提起されています。



 この点を踏まえ、内容について、また、指針の改定について、ご見解をお聞かせください。

1.性的少数者(性的マイノリティ)に関する記述について

① すでに十分であり、変える必要はない
② 十分とは言えないが、見直す必要はない
③ 不十分であるので、見直すべきだ
④ そもそも指針に盛り込む内容ではない

*その他のご意見や補足等がございましたら、ご記入をお願いいたします


・宇都宮健児

③ 不十分であるので、見直すべきだ

現行では性同一性障害のみなさまを中心とした記述となっています。これを、広くトランスジェンダー、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアルのみなさまそれぞれについて記載をする方向に改訂して参りたいと考えております

・ドクター・中松

③ 不十分であるので、見直すべきだ

「性同一性障害」として、障害の観点から見るという偏見の枠組みの解体が必要。数が少ないマイリティであるというだけ。人の特性として、捉えなおす。

・鈴木達夫

③ 不十分であるので、見直すべきだ

性的マイノリティへの差別は、けっして“遅れた意識”によって形づくられるわけではありません。労働者階級のなかに分断を持ち込む支配のありようがあり、その結果として、構造的に差別が生み出されていきます。差別は労働者の団結の形成と、その強化による闘いの前進で撤廃への道筋が開かれます。

・根上隆

③ 不十分であるので、見直すべきだ




2.指針の改定について(指針全体の改定としてご検討をお願いします)

① 特に改定する必要はない
② 改定せずとも、具体的な施策に取り組んでいけばよい
③ 部分的にでも改定を進めていくべきだ
④ 全面的に改定する必要がある

*その他のご意見や補足等がございましたら、ご記入をお願いいたします


・宇都宮健児

④ 全面的に改定する必要がある

課題についてより明示的かつ具体的に記載する必要があると考えています。例示なども交え、より実効的な行政の取組みが可能となる書きぶりになるよう、民間団体(当事者団体など)のみなさまと協議の場を設け、検討を進めたいと考えております。

・ドクター・中松

④ 全面的に改定する必要がある

あらゆる人の特性をそれそれ尊重しあう東京、さまざまな愛のかたちを認め合う東京をつくる。

・鈴木達夫

④ 全面的に改定する必要がある

Q-1で回答したとおりです。

・根上隆

③ 部分的にでも改定を進めていくべきだ




Ⅴ.性的少数者(性的マイノリティ)に関する施策について

今後の東京都における性的少数者(性的マイノリティ)に関する施策について、ご見解をお聞かせください。

① 現状で問題はなく、特に今後取り組んでいく予定はない
② 十分とは言えないが、他に優先すべき課題がある
③ あらゆる分野で取り組みを進めていきたい
④ 優先度の高い分野から取り組みを進めていきたい
(優先度が高いと思われる分野も合わせてお聞かせください)

*その他のご意見や補足等がございましたら、ご記入をお願いいたします


・宇都宮健児

④ 優先度の高い分野から取り組みを進めていきたい

特に教育、医療、福祉分野で取組みが必要だと考えております。
性的マイノリティに関する学校教育の必要性は、当事者の子どもやその周囲の方々の困難を考えれば、強調して、しすぎることはないと考えております。また、オリンピックを成功裏に進めるためにも、不可欠なことだと考えております。
HIVに関する点や、トランスジェンダーのみなさまに関わる医療サービスの整備がとても重要だと考えております。
また、高齢者福祉の観点はもちろん、複合的な困難を抱えて性的マイノリティのみなさまへの行政サービスなども必要であると考えております。

・ドクター・中松

③ あらゆる分野から取り組みを進めていきたい

・鈴木達夫

③ あらゆる分野から取り組みを進めていきたい

差別を被るマイノリティに関する施策は、結果的にすべての都民にとって有益な施策になる(施策を生み出す)と確信しています。

・根上隆

③ あらゆる分野から取り組みを進めていきたい




Ⅵ.その他(自由記入欄)

性的少数者(性的マイノリティ)をとりまく政策に関するお考えや、私どもの活動に関するご意見などございましたら、ご自由にご記入をお願いいたします。


・宇都宮健児

それぞれの行政分野の実務レベルにおいて、具体的にどのようなニーズがあるのかを調査し、実行すべき段階にきていると考えております。
ついては、当事者団体のみなさまには積極的に、当事者の立場からの政策提言をいただければと考えております。行政と民間団体がともに知恵を出し合い、よりよいサービスを創出できればと考えております。

・ドクター・中松

発明する人は世の中に少なくマイノリティですが、それは私のハンディキャップではありません。
発明のこころは愛、です。それぞれを尊重しあい、愛のかたちを認めあう東京をつくります。

・鈴木達夫

“上からの”行政的な措置に依存するのではなく、労働者の団結の基礎形態である労働組合を闘う労働組合に再生させることで大衆運動の軸とし、その運動と組織を支援する行政のあり方を模索していきたいと考えます。

・根上隆

私自身がまだ勉強不足である為、マイノリティ差別撤廃の内容について意見をのべられません。




なお、次の2候補の方からは、個別の質問に対してではなく、一括してご返信・ご回答をいただきましたので、それぞれご紹介をさせていただきます。

・舛添要一

個人の思想や信条は自由であり、公序良俗に反しない限り、人としての尊厳や人格が相互に尊重される社会を目指すべきであると考えます。頂きました個別の質問の内容については、知事就任後現在の対応状況を関係各所に確認させていただき、東京都としての対応を検討したいと思います。

・細川護熙

政策骨子を発表した政策方針において、「人々の違いを認識・尊重し、自助・共助・公助で、若者、女性、高齢者、障がい者、子どもたちが生き生きと暮らすまちづくりを率先します。」と述べております。
ご質問の諸点は、就任後に、皆様も意見も参考にしながら、検討し、判断してまいりたいと存じます。




 アンケートの結果は以上です。レインボー・アクションでは、これらの結果を、今後の活動の中で生かしていきたいと考えています。

レインボー・アクション 請願・陳情チーム




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