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赤江なつ議員による、東京都北区議会にて初となる「セクシュアルマイノリティ(性的少数者)について」の質問内容公開

 先日、こちらの記事にてお知らせいたしましたとおり、2月27日(水)、東京都北区議会にて、赤江なつ議員による「セクシュアルマイノリティ(性的少数者)について」の質問が行われました。

 レインボー・アクション請願・陳情チームの働きかけにより実現したもので、同議会において初めてのこととなりました。自身が海外で生活した際に感じた体験から語り始めた赤江議員は、「セクシュアル・マイノリティの当事者ではないが、当事者のことを理解してくれる人」のことを『アライさん』と言うことについても言及。「ぜひクとしても『アライさん』になれるよう、取り組みを進めていただきたいと思います」と発言されました。

 当日、赤江なつ議員によって行われた質問内容は、以下の通りとなります。




 私は成人してから米国と英国で6年半暮らしました。そこでは現地語が完全でない外国人という立場で少数派、マイノリティ、として生きる経験をしました。「国に帰れ」と罵声を浴びせられたこともあり、肌の色などの変えられない部分を理由に、「今ある自分」を一方的に否定され差をつけられる経験が、深い悲しみや怒りを伴うことを実感しました。今回の前半はこうした経験を元にした問題意識から質問します。

1.セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)について

 まず、セクシュアル・マイノリティについてです。

 昨年11月、男女共同参画センターが主催する「パートナーシップ事業」にて、北区で初めて「市井に生きるセクシュアル・マイノリティの現在(いま)」と題した講座が行われました。私も参加をさせていただきましたが、当事者の体験談を通じて理解を深め、疑問に答えながら、参加者もともに学び考える全2回の入門講座でした。セクシュアル・マイノリティをとりまく課題については、近年特に注目されつつあり、この1年を振り返ってみても、東京23区では8つの区議会において質疑が行われていますが、行政主催でこうした講座を開くことはまだ珍しく、北区の見識を誇りに思います。

 ところで、セクシュアル・マイノリティの当事者の方達は何に困っているのでしょうか。講座でも多様な当事者の方から、ご自身の半生を振り返るような形で、悩んだり苦しんだりしてきた体験が、話されていました。「自分は他の人と違う」という幼少期や青年期からの悩み、周りからの好奇の目や差別・いじめ、それによるうつ状態・自殺リスクの高さ、カミングアウトをめぐる葛藤、また、パートナーとの関係が婚姻による夫婦とほとんど変わらなくても法的に守られないこと、そのことに起因する住宅の問題や相続の問題、雇用における差別など、実に多岐に渡ります。とにかく「生きづらい」のです。単に「典型的な異性愛ではない」ということだけが焦点ではない、非常に社会的な問題です。

 また、講座の中では、人口の約3.8%がセクシュアル・マイノリティの当事者であるというカリフォルニア大学の調査が紹介されていました。3.8%は100人に3人~4人、つまり30人に1人以上です。小学校の1クラスに1人、また、この議場においても、1人~2人のセクシュアル・マイノリティの当事者がいてもおかしくないという数字です。北区の人口は約33万人ですから、区内にも少なくとも12,000人はいる可能性があります。これはちょうど、区立小学校に通っている子どもたちの数、区内で介護サービスを受けている方の数、障害者手帳を持っている方の数と、それぞれ近い数です。確かに「マイノリティ」であるかもしれませんが、決して見過ごすことはできない数であるとも言えるのではないでしょうか。

ア、以上をふまえ、まず、セクシュアル・マイノリティをとりまく課題についての認識を、区長および教育長にお伺いします。

イ、また、セクシュアル・マイノリティに関する取り組みは、区のどの部署が担当されることになっているのでしょうか。継続的にこの課題に取り組んでいくためにも、北区においても担当の部署を決めていただきたいと思います。

ウ、また、セクシュアル・マイノリティが抱える課題の多くは、相談しても理解されるかどうか分からないので、誰にも話せない、家族や友人など身近な人にさえも相談ができない、という厳しい現実があります。そうしたときに、守秘義務のある立場から、相談に乗ってもらえる窓口として、行政の設置する相談窓口の役割は非常に大きいものがあります。北区においても、このような相談窓口をぜひとも設置していただきたいと思いますが、どのようにお考えでしょうか。

エ、昨年度実施されたパートナーシップ事業の講座は、区民のみなさんを対象としていましたが、区民の方だけでなく、区の職員や学校の教職員の方々を対象として、同じような講座を実施すべきと考えますが、いかがでしょうか。

 ところで、パートナーシップ事業の講座の中で、「セクシュアル・マイノリティの当事者ではないが、当事者のことを理解してくれる人」のことを、英語の単語で「同志、同盟、協力者」という意味のallyから「アライさん」と呼んでいるとの紹介がありました。私自身も、ぜひとも「アライさん」になれるよう、全力でこの問題に取り組んでいきたいと思いますし、ぜひ区としても「アライさん」になれるよう、取り組みを進めていただきたいと思います。見えなかった苦しみが少しずつ見えてきた今、私達は目をそらすべきではないと思います。積極的な答弁をお願いいたします。



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